採用した経験者が辞めていく

採用した経験者が辞めていく

即戦力になる経験者を採用しても、すぐに辞めてしまうが、
未経験で、初心者の人は、長く続く、そんな事ありませんか?

もちろん、職場の雰囲気に合う合わない、
職場の人間関係、入社前と後のイメージのギャップなど、
さまざまな要因はあります。

また、経験者は、経験が多いほど、現場の状況・既存の作業者の動き、
段取りなどを見れば、その現場のレベルは簡単に見抜けます。

その他、レベルが低いと感じたら、すぐに辞めていきます。

特に学習意欲が高く、向上心が高い人ほど、
レベルの低い現場には長くは居たくないないものです。

なぜなら、それだけ時間を無駄にしたくないからです。

今回は職場の雰囲気と人間関係について考えてみたいと思います

私は、6社ほどの倉庫現場で働いてきました。

それぞれの現場には、
それぞれの雰囲気や人間関係があります。

今まで1番厄介だったのが、作業者が3〜4人で、
既存の作業者だけで、
完全にコミュニティーが固まってしまている現場でした。

いわゆる、
求人情報などでよく見かけるアットホームな職場です。

この職場の場合、既存の作業者と気が合わないと、
とてつもなく居心地が悪いものになり、
仕事を覚える、出来ると言った以前の問題になります。

倉庫作業は、
一見、個人プレーの様に見えて、チームプレーなのです。

なので、
どんなに経験があり、仕事が出来たとしても、
気が合わない仲間の現場では、
居づらくなり、本来の能力を発揮できません。

逆に、未経験であればあるほど、
教えてもらうという立場になるので、
仲良くなるきっかけを掴みやすくなります。

また、経験者という事で、仕事に慣れさせず、
いきなり、多くの仕事を一度に任された挙句、
仕事が遅い、効率が悪いと言われる事もあります。

どんなに経験豊富であっても、
現場が変われば、覚える事も有れば、
商品を扱うコツも変わってきます。

場合によっては、
伝票の見方を覚えないと仕事が出来ない事もあります。

私が以前、働いた現場では、入って3ヶ月後には、
やった事がない仕分け・梱包・検品
格納などの作業を一度に任され、
人手不足だからフォローは出来ないと
ハッキリ言われた事があります。

細かい事を言えば、キリがありませんが、
同じ考え、同じ仕事のやり方の人達が集まっている現場ほど、
一見、順調に仕事が回っている様に見えますが、
惰性で仕事を行なっておる場合が多いのです。

そして、外部の経験者の視点、考え方こそ、
その惰性を変え、改善・改革のきっかけになるのです。

また、新しく入ってきた経験者に対して、
仕事を任せるだけ任せ、自分たち(既存の作業者)
と同じ仕事のやり方なのかを見極め場合もあります。

簡単に言えば、
目の前の仕事さえ行えばいいと言う仕事の行い方と
一歩、二歩先を考え、段取りをしながら行う仕事のやり方の違いです。

仕事のやり方が違うと、
自然と現場に不協和音を生み出していきます。

その為、自分達(既存の作業者)
と同じ仕事のやり方でなければ距離を置いていきます。

距離を置かれる事で、
新しく入ってきた経験者は疎外感を感じていきます。

また、新しく入ってきた人に疎外感を与えるだけでなく、
仕事を手伝わないという事にも繋がります。

そうすると、新しく入ってきた経験者は、
時間に追われ、真面目に仕事をやっているにも関わらず、
既存の作業者は、喋りながら、
のんびり作業をするなんていう光景が生まれるのです。

実際、既存の作業者が休憩を取っていても、
私は、取れない現場がありました。

お陰で半年で7キロほど痩せました。

もし、自分が時間に追われて、
休憩も取れず、作業をしている傍らで、
既存の作業者が休憩をして、喋りながら、
のんびり作業をしていたら、どう感じますか?

ただ、未経験の初心者は、それほど無理はさせられないのと、
既存の作業者と一緒に作業を行う事が自然と多くなるので、
行動も同じ様になっていき、良くも悪くも現場に馴染んでいきます。

もちろん、一人ひとり、性格も個性も違います。

なので、一概には言えませんが、
経験者だからこそ、
自分の仕事に対してのプライドがあります。

それを利用し、蔑ろにする現場では、
働きたくないと言うのが心情だと思うのです。

そうさせない為にも、
現場リーダーのリーダーシップが求められるところですが、
リーダーシップに関して教育されていない
現場リーダーには、高望みとも言えます。

また、倉庫現場は、人手不足です。

そして、今後は、物流業界における「2024年問題」により、
今まで以上に残業時間短縮、生産性アップ、
作業効率アップ、改善対策を考える必要が出てきます。

DXの導入を考える現場もあるでしょう。

ただ、DXを導入するにしても、基本となる計画を考えるのは人です。

それも、受け入れ、格納、管理、
出荷、積み込みといった現場をすべて経験して、
学習意欲・向上心が高い経験者が必要不可欠です。

その為にも、経験豊富で、
学習意欲・向上心が高い経験者の獲得は急務だとも言えます。

そう考えた場合、
人財となり得る経験者を獲得し、長く働いてもらう必要があります。

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