ルール・規則を守らせる為に必要な人材採用の為には、職場の環境整備と既存の人材の意識改善が必要です

ルールや規則を守らせる為に、
いろいろと苦労している職場も多いと思います。

多くの職場では、ルールや規則を守らせる為に
新人から、これでもかと言うくらい厳しく指導していきます。

それでは、効率が悪くありませんか?

先日のブログ
「相互選択による人材採用とは 
in 高野登氏オンライン講演会に参加して」

でもお伝えしましたが、
相互選択が出来る環境を構築する事で、
指導をする時間を短縮する事が出来るのです。

どうして、短縮が出来るのでしょうか?

答えは、簡単です。

ルールや規則を守る事が、
習慣化されている人材を採用するだけなのです。

そんな簡単な事かと思うかもしれませんが、
こんな難しい事はないのです。

なぜなら、
欲しい人材に選んでもらう必要があるからです。

ルールや規則を守ることが出来る人は、
根本的に真面目な人であり、
学習意欲が高く、向上心がある人です。

そういう人に選んでもらう必要があり、
会社側は選ばれる側なのです。

その為、会社側は、
そういう人に選んでもらう為の努力が必要です。

「そんな事は分かっている」
と言う経営者や現場の責任者は多いはずです。

ですが、
現実は、どうでしょうか?

倉庫現場に限って言えば、残念ながら、
その努力を怠っているとしか言えません。

整理整頓が大切だと言いながら、
整理整頓を仕事の一部として捉えている
中小の倉庫現場は、ごく一部ではないでしょうか。

例えば、整理整頓をする事が
習慣化されている人を採用したとします。

ところが、
整理整頓をしない・されない現場を目の当たりにしたら、
その人にとってはストレスでしかありません。

また、
ルールや規則を守る事を大切にしている人を
採用した場合でも同じです。

安全の為に決められたルールや規則を守っているのに、
周りの人がルールや規則をまったく守っていなかったら。

私がこのギャップを感じたのは、大手メーカーの倉庫から、
運送会社が運営する倉庫に変わった時の事でした。

運送会社が運営する倉庫内の安全意識の低さには、
驚きの一言でした。

大手メーカーの倉庫では、規則・ルール化され、
守られていることや常識となっている事が、
運送会社の倉庫では、常識ではないのです。

もちろん、
どんな職場でも規則・ルールは作られていります。

ただし、守られているかは別の問題です。

例えば、大手メーカーの倉庫では、
倉庫内で商品を格納しているラックなどにより、
見通しが悪い、死角となっている場所の床には、
「止まれ」の表示がされ、そこから出る時は、
一旦停止をして、左右確認をする事がルール化され、
守られるのが当たり前の状態です。

ところが、運送会社の倉庫では、
ルール化されず、一旦停止もしないのが
当たり前の状態なのです。

こう言った職場で、
フォークリフトが多く使われている場合は、
働く側はストレスだけでなく、
身の危険すら感じる場合もあるでしょう。

もちろん、
安全意識が低い人の多い職場であれば、
その状況が当たり前と感じて、危ないと感じながらも、
そう言った事にストレスを感じる人は少ないでしょう。

ただ、安全意識の高い人だったり、
しっかりとした安全対策がされている職場で働いていた人や
ルールを厳しく決められていた職場で働いていた人は、
転職を考え出し、新しい処を見つけて転職をしていく事でしょう。

その為、良い人材を採用しても
働く環境や既に働いている人達の意識によっては、
せっかく良い人材を採用したとしても、
すぐに辞めていってしまいます。

だからこそ、
ルールや規則を守れる様に働く環境の整備をしっかりと行い、
既に働いている人の意識改善を行う必要があります。

環境の整備や働いている人の意識改善は、
結果的に現場の改善にも繋がりますので、
メリットしかありません。

物流の仕事は、
日々の生活を行う上で重要なインフラです。

その事をアピールして、
就職先・転職先の一つとして、
選択肢に加えてもらえても、
安全の為のルールや規則を守れない職場では、
誰も働きたくないものです。

また、会社側も
ルールや規則を守れない人は雇いたくものです。

この時点で相互選択がされます。

どちらが強い立場か、有利な立場かは関係ありません。
平等な立場なのです。

ただし、
会社側は、欲しい人材に選んでもらう必要があります。

だからこそ、
会社側は、選んでもらう為に
職場の環境整備と働いている人の意識改善をする
努力を続ける必要があります。

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