危機感の薄い・無い作業者は改善・改革の見えない障壁なのです

在庫管理・誤出荷・5S・残業時間・人材育成、お困りではありませんか?

倉庫現場で改善や改革を行おうとしても
上手くいかないのは、何故でしょうか?

毎月、改善シートを書き、ミーティングを行い、
いろいろと意見を出し、現場の改善を行う為の
お膳立てては整ってるはずなのです。

それでも、なぜか、一歩を踏み出せない。
または、少し試すだけで、元の状態に戻ってしまう。

そんな事はありませんか?

なぜ、改善や改革が上手くいかないのか?

それは、
作業者の現状を変えたくないという
無意識が影響しているのです。

人は、無意識に安心・安全な場所を心地良く感じ、
そこの場所から動きたくない、出たくないと言う意識が働きます。

これはコンフォートゾーンと言われます。

この心地良い場所に居続ける限り、
精神的安定はありますが、
改革・改善、進歩・成長はありません。

改善改革とは、
安全安心な慣れ親しんだ状態を変えることなのです。

なので、
改善改革に対しては無意識的に抵抗を感じてしまうのです。

会社の組織変更、改革を行ったら、
多くの従業員が辞めてしまったということを聞くと思います。

その原因が、まさに慣れ親しんだ環境や状況、
今までの仕事の方針・やり方を変える事に
抵抗や拒否反応を感じたからです。

それこそ、
精神的に安心安全な慣れ親しんだ場所を失いたくないという
無意識の表れなのです。

では、どうすれば、
その抵抗をなくすことができるのでしょうか?

抵抗をなくすための1つの要因は、
現状を変えなければ、仕事が進まない、
回らない、終わらない、失ってしまうといった危機感です。

そして自分たちで、どうにか現状を変えなくては、
現状を乗り越えられないという意識が生まれるかどうかです。

雇われれている人であれば、転職をするという選択もあります。
なので、組織改革を行うと辞める人が出てくるのです。

例えば、動物には生存本能があります。
生きるためには、様々な工夫や努力をおこないます。

その結果、
食べ物を取るために今までの取り方を変えなくてはならないかもしれません。

また、狩場を変えなくてはならないかもしれません。

そうしないと生きていけないのです。

もし、現状を変えたくない、狩りの仕方を変えたくない、
狩りの場所を変えたくないと考えていたら死んでしまいます。

会社においての改善改革もこれと同じなのです。

現状のままでは、生産効率が悪く、
利益が低下して会社が倒産をしてしまう。

ビジネスモデルを変えないと倒産をしてしまう。

そんな状況に追い込まれても、
現状を変えたくない、今の安心安全な状況を変えたくない。

そんなこと言っていられるでしょうか?

そして、コロナによって、
一気に今までの安心安全な状況が崩れ去ってしまいました。

この状況下において、
経営者は、大きく分けて3つに分かれるのではないかと思います。

1:何をやったらいいかわからず、途方に暮れてしまい廃業をする。

2:コロナが収まるまで、
  どうにか補助金などを利用して、元の状態に戻るまで耐え忍ぐ。

3:コロナが収まっても
  元の状態には戻らないと見切りをつけ、
  新しいビジネスモデルを構築する。
  または、新しい業界へチャレンジをする。

多くの有識者や経営者は、コロナがおさまっても、
元の状態には戻らないと考えて、
すでに様々な行動に出ている経営者はいます。

特に飲食業界、航空業界、旅行業界、
エンタメ業界などは、様々な選択に迫られていることでしょう。

もちろん、物流業界も同じです。

商品の流通の流れが変われば、
扱う商品を変えたり、人員の分配を変えたり、
作業工程を変えたりする必要があります。

ところが、現場の作業者は呑気なものです。

「自分の会社だから大丈夫」、
「荷量が少なくなったからといって、
給料が減らされるわけでもない」と考えているからです。

なので、
どんなに経営者が改善改革を進めようともまったく無関心です。

この傾向は、大手の運送会社の現場に強いと思います。

なぜなら、大手の運送会社は、
様々な商品を扱っているので、
1つの部署や営業所の利益が悪くても、
他の部署は営業所の利益で補ってしまうからです。

もちろん、しっかりと指導・教育をしている職場であれば、
現状の危機感を肌で感じ、自ら考え、行動している
作業者もいることでしょう。

ところが小さい運送会社であれば、
荷物が少なくなれば、自然と仕事がなくなり、
給料も減っていきます。

なので、生活に危機感を感じます。

これが大手と零細の大きな違いです。

私は今まで、従業員が1000人クラスの運送会社で働いてきました。

なので、大手の運送会社の倉庫の現場の作業者の現場を見てきました。

だからこそ、そこの現場の作業者の現状がよくわかるのです。

あなたの倉庫の作業者は、会社の財務状況や経営状況を知っていますか?

もちろん、言えないこともあるでしょう。
少なくとも、会社の置かれている状況は、
しっかりと作業者に伝えるべきなのです。

その上で、これから将来、どうするか、
みんなで考えさせる必要があります。

倉庫現場の作業者は、
残念ながらそういったことには全く無関心です。

なぜなら、与えられた仕事を行えば、
給料はもらえる、仕事はなくならないと思い込んでいる人達が多いからです。

そういった人たちに対して、
意識改革をもたらすためにも、
危機感を感じてもらう必要があるのです。


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