倉庫現場作業者の評価とは?

倉庫現場作業者の評価とは?

ホワイトカラーと言われている人たちの評価基準は、
さまざまな書籍やセミナーで伝えられています。

では、
倉庫現場作業者の評価基準に関しては、
どうでしょうか?

20年以上、
倉庫現場で作業者として働いてきましたが、
私がどのように評価をされてきたか知りません。
上司から、褒められた事も一回もありません。

一般的な企業で行われていると言われている
360度評価というのも経験した事がありません。

なので、倉庫現場作業者に対しては、
評価基準と言うものは、
無いのではないかと考えています。

もし、有るとすれば、プラス評価ではなく、
マイナス評価ではないかと思います。

何故、評価基準が無いのでしょうか?

簡単に言ってしまえば、
個別の目標を作りづらいからなのです。

倉庫現場作業は、
一見、個別作業(個人プレー)と見られますが、
私から言えば、チームプレーなのです。

なぜなら、倉庫現場の
荷受け・格納・ピッキン・積み込みの各作業は、
個別作業と見られがちですが、
一本の線で繋がっているのです。

なので、
一人だけが頑張って目標を達成しても
必ずしも、
倉庫現場全体の生産性が上がる事はありません。

会社側としては、
倉庫現場全体生産性が
上がらなくては意味がありません。

そに為、
目標を達成する為に頑張っている人に対して、
仕事が出来ると判断して仕事を増やす
可能性が高くなってしまいます。

そうなると、仕事を増やされた人は、
どう感じるでしょうか?

目標を達成する為に頑張っているのに、
その事に対して、何も言われず、
仕事だけが増えていくのです。

それでも、
真面目に頑張ると言う人もいる事でしょう。

ただ、そう言う真面目な人は、
限界を越えるとプチっと糸が切れ、
会社を辞めていきます。

そうさせない為にも、
荷受けチーム・格納チーム・ピッキンチーム・
積み込みチームの各作業のチームごとに目標を作成し、
各チーム内の作業者ごと目標を作成するのです。

言い換えると、倉庫現場全体の目標があり、
その目標を達成する為に各チーム目標があり、
そのチーム目標を達成する為の
個別の目標を作成するのです。

そして、
倉庫現場全体目標と各チーム目標は、
作業者全員に共有しておく必要があります。

そうしないと、
自分達の目標達成に固執して、
全体の目標達成を忘れてしまう可能性があります。

とくにチームリーダーは、
倉庫現場全体目標達成を常に意識し、行動して、
チームメンバーに指示を出していく必要があります。

このようにすると、
各チームごとに評価があり、
その上で個別の評価をする事になります。

こうする事で、
目標達成を頑張っている一人だけに
仕事の負担をかける可能性を低くする事が出来ます。

また、各チームごとに目標を設定している事で、
競争意識を刺激する事が出来ます。

もちろん、
競争意識を刺激するからには、
評価によるボーナスや昇給額の違い、
その他の違いを明確にする必要があります。

そうでなくては、
競争意識が薄れてしまい、
目標達成意欲も薄れてしまいます。


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