倉庫の仕事を楽な仕事・単純作業と考え選ぶ正社員、その現状を知らない経営者。では、経営者は何をやればいいのか? (前編)

倉庫の仕事を選ぶ理由は、人それぞれです。
ただ、初めから倉庫の仕事をしたいと
思い選ぶ人は少ないのではないでしょうか?

倉庫の仕事を選ぶ最大の理由は、
「ノルマが無い、人間関係が楽、気を使わない、
同じ仕事の繰り返し」と言った事が多いのではないかと感じます。

これは、大きな間違いで表面上しか見ていないのです。

まず、
ノルマが無い代わりに生産性・効率・誤出荷率などが求められます。

人間関係が楽、気を使わないと考えるのは、大きな間違いです。
倉庫の仕事は、多くの人達と関わり合いながら仕事を行います。

倉庫の規模にもよりますが、作業者は3人以上はいるはずです。
そして、荷物を集荷する路線業者のドライバーも関わってきます。

以前、私が働いた職場は、
作業者が3人という倉庫でしたが、
路線業者が4社(4人のドライバー)、
定期トラックのドライバーが3人と
社外の人達を合わせると10人近くの人達と関わっています。

そして、同じ仕事の繰り返しのように見えますが、
仕事量や出荷量が毎日変わりますし、時間に追われます。
なので、臨機応変に対応する事が求められます。

これらは、
実際に働いてみないと分からない事であり、
倉庫の規模や扱う商品、
働く人の仕事のスキルレベルによって、
働きやすい職場なのか、
仕事を覚えやすい職場なのか変わってきます。

パートやアルバイトであれば、決められた時間、
言われた仕事をしていればいいですが、
正社員は、そうはいきません。

経営者は正社員に対して、
パートやアルバイトと同じ仕事や考え方を求めていません。

何を求めているかと言えば、
生産性の向上、労災ゼロ、誤出荷ゼロ、
倉庫内の整理整頓、無駄の削減、
残業時間の削減、経費削減などなど、いろいろあります。

ところが、
倉庫現場の正社員の作業者は、
楽な仕事、単純作業という理由で
仕事を選んでいる場合が多いです。

そして、自分の担当の仕事さえ行えば
役目は果たしているという思い込みで働いています。

例えば、
貸し切りトラックの
ピッキン作業を担当している正社員は、
自分の仕事が忙しいからという理由で
倉庫内の整理整頓に対しては無関心。

入荷した商品を
倉庫内に格納する作業を担当する正社員は、
格納優先でピッキン担当者が
作業がやり辛くなっても無理に商品を格納。

これらは、
指示された事を行うパートやアルバイトなら
100歩譲ってまだ許せます。

ただ、正社員であれば、
許されるべき仕事に対する姿勢ではありません。

自分の担当する仕事しか興味が無い正社員に対して、
生産性の向上、労災ゼロ、誤出荷ゼロ、
倉庫内の整理整頓、無駄の削減、
残業時間の削減、経費削減を行う改善策を考えろと言っても、
やらされ感が増すだけで、積極性の欠片も無い改善策しか出てきません。

その現状を知らずに
経営者は、改善策を出せ、残業時間を削減しろというのが実情です。

では、どうすれば倉庫現場の正社員の仕事に対する
姿勢を変える事が出来るのでしょうか?

中編に続く


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