倉庫の仕事を楽な仕事・単純作業と考え選ぶ正社員、その現状を知らない経営者。では、経営者は何をやればいいのか? (中編)

最近は、働き方改革や
パートやアルバイトと同一労働同一賃金制度の導入により、
労働環境が根本から変わってきています。

そのため、パートやアルバイトに対しても
仕事の内容を変更を求める場面も出てくるかもしれません。

そして、正社員に対しては、
今まで以上に仕事に対する取り組み姿勢を
見極める必要性が高まってくるでしょう。

仕事に対する姿勢を
イソップ逸話「3人のレンガ職人」を例に挙げると
分かりやすいのではないかと思います。

イソップ逸話「3人のレンガ職人」の内容を簡単に伝えるとすれば、
レンガ職人の仕事に対する取り組み方や考え方を伝えています。

1人目は、
嫌いや仕事をやっていて、やらされ感が滲み出ている職人
2人目は、
生活のための仕事として割り切って行っている職人
3人目は、
仕事に対して、誇りとやりがいを感じて行っている職人

仕事に対する姿勢として1人目の職人は論外として、
2人目の職人は、
パートやアルバイトが当てはまる場合が多いと思います。

経営者が正社員に求める
仕事に対する姿勢は3人目ではないでしょうか。

ところが、
倉庫現場の作業者としての正社員は、
2人目の職人と同じ仕事に対する姿勢で
行っている傾向が強くあります。

問題は、
仕事に対していかに誇り持たせるかなのです。

例えば、
有名な企業であれば、世間的に認知度が高く、
自分の行った仕事が多くの人に知ってもらえて
達成感や満足感が得られます。

建築で言えば、
多くの人の生活が便利になる橋に関わる仕事を行っている。
天災により陥没した道路の復旧工事に関わった。
過疎地に総合病院の建設に関わった。
など、他の人に自分の仕事の事を話す事が出来ます。

倉庫の仕事に対して、
やりがいや誇りを持たせる為の安易な理由として、
「扱っている商品が届いた
 お客様の喜ぶ顔を想像するとやりがいを感じる」や
「この部品を期日までに破損なく、
 綺麗な状態で届ける事で届いた先の仕事が
 無事に終わる事に満足感を感じる」などを
考える事は出来ますが、あまりにも安易すぎます。

倉庫の仕事は、もともと裏方の仕事であり、
家で言えば土台です。

あって当たり前だけど、詳しくは分からない、知らない、
知ろうともしないのです。

そのため、
送料無料や翌日配達が当たり前と思い込み、
送料が高い、届くのが遅いなどという不満を簡単に言うのです。

そんな裏方の仕事に対して、
いかに誇りを持たせるか。

難しい課題でもあります。

なぜなら、
経営者が、直接、現場に関わる事が出来ないからです。

いくら、
社内広報誌で、経営者の想いを伝えても
読んでもらえなければ、
現場の正社員の作業者には届きません。

また、読んで貰えたとしても、
熱量までは伝える事が出来ません。

では、どうするべきなのか?

後編に続く


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