人材育成をする前に仕事を教えるのが最優先です

若手・新人が、仕事の基本を学び、健康で無理せず成長できる 職場環境を作るサポートを行います。 無視せず、健全に目標達成をし、自己成長が出来るように 部下目線による人材育成のサポートを行います。


ネットなどで人材育成を調べると
人を育てる事と説明されています。

 

 

本当にそうでしょうか?

 

 

私は
「人材育成とは、
夢や理想を実現する為に必要な
自己成長をする為のサポートをすること」
だと考えます。

 

 

そして、社会人として、
ビジネスマンとしての教育を行う事が、人材教育であり、
仕事を教え、一人前にする事が仕事教育だと考えます。

 

 

にも関わらず、
人材育成に仕事を教える
ということも含まれています。

 

 

人材育成が
人を育てる事と仕事を教える事を
同じだと、定義づけてしまったのは、
良くも悪くもトヨタ自動車や松下電工、本田技研工業など、
日本の有名な企業ではないかと思います。

 

 

昔は、労働人口が多く、
人を育てながら仕事を教えることに
労力と時間と資金を使う事が出来ました。

 

 

ところが、
労働人口が減り、人手不足になり、
日本経済も成熟してしまった今の時代では、
人を育てながら、仕事を教えることに
労力と時間と資金を使う事が出来なくなってきました。

 

 

簡単に言ってしまえば、
1つの仕事の工程に対して、
昔は2~3人で行い、
先輩や上司が仕事を教える事が出来ました。

 

 

ところが今は、
簡単に仕事の説明を行った後は、
1人で行う事がほとんどです。

 

 

また、昔は、
学校を卒業したての新卒者が多く、
社会人としての経験もなかったことから、
人を育てると仕事を教える事は、
同一言語と捉えることもできました。

 

 

ところが、
現在は、転職者も増え、
中途採用も増えてきました。

 

 

その結果、
初めて行う仕事であっても、
社会人としての経験を
それなりに積んできた人も増えてきました。

 

 

そのため、昔と今とでは、
人材育成という言葉の意味が
変わってきました。

 

 

昔は、その言葉通り、
社会人としての常識を1から
教えることを意味していました。

 

 

今は、人を育てるとは、
自主独立の精神を育てることだと
私は考えます。

 

 

もちろん、新卒者に対しては、
昔のように社会人としての
常識やビジネスマナーを教えることが大切です。

 

 

とはいえ、
仕事を覚えて、働いてもらう必要があります。

 

 

そこで問題になってくるのが、
人材育成を優先するのか、
仕事を教える仕事教育を優先させるのかです。

 

 

私の考えでは、
仕事を教える仕事教育が最優先だと思います。

 

 

なぜなら、労働の対価を支払う以上、
新入社員であろうとも、仕事を行う為の
最低限の事を覚えてもらう必要があるからです。

 

 

そして、
少しでも早く一人立ちをしてもらう必要があります。

 

 

一人立ちをして、
仕事を一人前に行う事が出来てこそ、
次のステップでもある
人材育成を行うことが出来るのです。

 

 

この場合の一人前とは、
仕事の流れや手順を覚えて、
一通りの事が出来る事を意味します。

 

 

この場合、ミスや失敗の多い少ない、
効率・スピード・正確性などは二の次です。

 

 

まずは、
仕事のやり方・手順を覚えなくては、
効率・スピード・正確性を求める事が出来ません。

 

 

故に、
仕事のやり方・手順を覚えてこそ、
一人前だと考えます。

 

 

仕事を覚えてこそ、
初めて仕事が自分に合っているか
分かると言うものです。

 

 

人材育成には、仕事を教える以上に
労力と時間と資金が必要です。

 

 

だからこそ、
仕事を教える事と人を育てる事を
切り離して考える必要があるのです。

 

 

大手企業であれば、
長年の経験と実績から教育システムが確立され、
人を育てる事と仕事を教える事を同時に行う事が出来ます。

 

 

ところが、
中小企業では人材も資金も不足し、
人材育成法も仕事の教え方も確立されていません。

 

 

そんな状況では、
仕事を教えながら人を育てる事など、
仕事を教える側と教えられる側に負担をかけるだけです。

 

 

そして、
人材育成と仕事教育のバランスを見誤ると
仕事を教えられる側に多大な負担をかけてしまいます。
その結果、辞めていく人が出てきます。

 

 

仕事を教えられる側の新人としては、
仕事を覚えるのに手一杯なのです。

 

 

そんな気持ちを無視して、
いろいろな事を詰め込むと結果的に
何も身に付かない事になります。

 

 

まさに、
「二頭追うものは一頭も得ず」と言う
状態になるのです。

 

 

そうしない為にも、
人材育成より先に仕事を教える仕事教育を
優先する必要があるのです。

 

 

そして、
職場となる現場も、少しでも早く仕事を覚えて、
仕事を行える事を求めているのです。

 


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