曖昧な指示は、相手を困惑させ、自信喪失につながる

自主性・自発的・
コミニケーション力など抽象的な言葉は、
行動の結果、周りから言われることだと思うのです。

 

なので、それらを身につけるためには、
具体的な行動は、何かという事を
明確にする必要があると思うのです。

 

その行動は、
誰でも出来るものではなくては
意味がないと思うのです。

 

別の言い方をすれば、
再現性があるかという事です。

 

Aさんに出来て、Bさんに出来ないのでは、
その行動内容は、
特定の人にしか出来ないと言う事になります。

 

その場合、
AさんとBさんの行動には、
どんな違いがあるかを書き出す必要があります。

 

違いが分かれば、
相手に合わせて、行動内容を
変える事で対応が出来るようなります。

 

 

また、曖昧な行動指示は、
望んでいる結果を得られるとは限りません。

 

極端な例で言えば、
突然、Aさんから「あれ、片づけておいてね」と言われた
Bさんは、どうするでしょうか?

 

「あれ」とは何か?

「片づける」って、
何処に、どうやって片づけるのか?

 

Aさんは、
Bさんが分かっていると思って
指示を出したと思います。

 

ところが、
Bさんには、かいもく見当がつきません分かりませ。

 

もちろん、毎日、
同じものを同じ場所に片づけているものを
指しているなら分かると思いますが、
そうでない場合は、
相手の考えを想像して、行動するしかありません。

 

その結果、
Aさんが思っていたのと違う行動をしたら、
Bさんは、怒られてしまいます。

 

これは、どちらが悪いのでしょうか?

 

指示を出したAさんでしょうか?

 

それとも、
勝手に考えて行動をしたBさんでしょうか?

 

Bさんが、指示の内容を分かっていると思い込んで、
曖昧な行動指示を出したAさんが悪いという人もいるでしょうし、
指示の内容が分からないのにもかかわらず、
確認しなかったBさんが悪いと言う人もいるでしょう。

 

Bさんは、なぜ、曖昧な行動指示で、
指示の内容が分からなかったのに確認しなかったのでしょうか?

 

逆に、曖昧な指示だったのに、
なぜ、Bさんは、
勝手に判断して行動したのでしょうか?

 

両方とも、
「そんな事も分からないのか?」、「自分で考えろ」、
「もう分かってもいいんじゃないか」などと
言われることに対して、
恐怖心があったからではないかと思うのです。

 

もちろん、Aさんは、
Bさんがそんなことを感じたり、考えているなんて
知らないでしょう。

 

知らないからこそ、
Aさんは、怒ったのだと思います。

 

では、Aさんは、
どうすればよかったのでしょうか?

 

人によっては、
上司やリーダーから嫌味や嫌な顔をされても、
何回も同じことを質問できる人もいるでしょう。

 

そういう人ではなく、
相手の表情や感情を気にする人は、
何回の同じ質問をしなくなり、
ミスや失敗が増えて、怒られる回数が増え、
自信喪失・自己否定に
つながっていくのではないかと思うのです。

 

そうなる前に、上司やリーダーは、
相手の気持ちや感情を察して、
アドバイスや声掛けをする必要があると思うのです。

 

その為には、
ホスピタリティやおもてなしを行う為に必要な
感性と気働きを磨く必要があると思うのです。

 

 

人に仕事を教える人は、
リーダーシップや質問力・
コミュニケーション力・行動力などのスキルは、
誰の為に使うのか、その事を考える必要があると思うのです。

 

 

自分の出世・昇進・昇格の為ですか?

 

それとも、
教える相手の成長の為ですか?

 

 

一度、仕事を教える立場として、
自分は、「どうあるべきか、何を成すべきか」を
考えてみませんか?

 

 

その時間こそ、あなたの自己成長に繋がります。

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