中規模・小規模倉庫現場において重要なのが正社員の作業のローテーション (前編)

いろいろな倉庫で働いてきて、1番感じる事は、
倉庫現場の作業者の人数の違いによる
作業分担の違いです。

大手企業の倉庫は、
扱う商品数の数も多ければ、アイテム数も多いです。

そのため、
自然と作業者の人数は多くなり、作業分担が行われています。

実際私が働いたことがある
大手企業でも、荷受け作業、棚入れ作業、
ピッキング作業、積み込み作業と作業分担されていました。

また、Amazonや楽天ブックスといった
大手の倉庫では、
高額な設備投資を行い、様々な工程を自動化を行っています。

問題は、小規模・中規模の企業で
出荷量が少なかったり、
低価格帯の商品を扱っている企業です。

自動化の為にシステムを導入したくても
設備投資をするだけの資金が無かったり、
作業者を増やしたくても、人件費の関係で
増やせない事が多いです。

では、どうすればいいか?

答えは簡単です。

今現在の作業者を最大限活用するのです。

言い換えると作業者1人が受け持つ
作業内容を増やすだけです。

言葉で言う事は簡単ですが、
実はこれが難しいのです。

その理由は、
受入業務、格納業務、出荷業務、積み込み作業を
すべて経験した作業者が少ないため、
仕事を教える人がいないからです。

例えば、今まで、受け入れ業務を
担当していた作業者に出荷作業である
ピッキング作業を担当させたら、
どうでしょうか?

正直、
作業手順が分からず、戸惑ってしまいます。

もちろん、時間をかければ
仕事は覚えることができるでしょう。

残念ながら、
今の倉庫現場では時間に追われるため、
そのような余裕はありません。

もちろん、逆の場合も同じです。

出荷業務のピッキング担当者が、
受け入れ業務の検品作業を担当したら、
作業の内容と受け入れ伝票の見方を
覚えなくてはいけません。

そして、
検品をする際の注意箇所も覚える必要があります。

受け入れ業務は、
倉庫現場の仕事においては重要な仕事です。

その理由は簡単です。

入荷した時の個数や商品が違っていても、
勘違いをして受け入れてしまったら、
在庫数が根本的に変わってしまいます。

そのため、
受け入れて業務担当者は固定しがちです。

後編に続く

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