イソップ逸話「3人のレンガ職人」現代版 パート1

イソップの逸話によりレンガ職人で働くことの意味を伝えています。

それをもっと身近な仕事で表現したらと考えてみました。

そして思いついたのが、工場のラインの作業者です。

毎日、毎日、同じ事の繰り返しの仕事。

そこに意味を見出して働くことは、
一人ひとり自分の心に向き合う必要があるのではないかと思います。

では、一人目のレンガ職人の言葉を思い出してみましょう。

「レンガ積みをしているのさ。
毎日毎日,雨の日も強い風の日も、
暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。
なんでオレはこんなことをしなければならないのか、
まったくついてない。」

この言葉をラインの作業者の言葉に変えてみると
「ラインで流れてくる製品に部品を付けているのさ。
毎日、毎日、同じ事の繰り返し。
なんで、オレは、こんなことをしなければいけないんだ。
まったくついていない。」

といった感じになるのではないでしょうか?

この作業者の心の中は、やらされ感で充満しています。

数年後には転職をして違う仕事に就いているか、
新しい自分への一歩を踏み出せずに、
今の気持ちのまま、今の仕事を続けているでしょう。

どうして、やらされ感に満たされた気持ちになるのでしょうか?

そこには、自分という意思が無いからだと思います。

「自分は、こうしたい」

「自分は、こんな生き方をしたい」

「この仕事を選んだ理由は、〇〇だからだ」

といった感じで
自分の意思で決めた仕事ではないからだと思います。

え?
自分で会社を選んで、就職したんじゃないかって。

その選んだ基準が、
自分で考えた基準であれば、問題はないと思います。

新卒で会社に入社した若者は、自分で決めたようで、
実は、親や周りの人達の価値基準に大きく影響されるのです。

だから、自分で決めたと思っても、
実は、親や周りの人達の価値基準によって、
決めている可能性が大きかったりします。

あなたは、自分の価値基準で、決断をしていますか?

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