学び→挑戦し→身の程を知り→自分に対してリーダーシップを発揮する by 映画「スパイダーマン ホームカミング」


映画「スパイダーマン ホームカミング」を観て、精神的な成長をする為の流れを解説して行きたいと思います。
 
私が、この映画を観て感じたのが、「1:ストレッチゾーン→2:デンジャラスゾーン→3:コンフォートゾーン→4:デンジャラスゾーン→5:ストレッチゾーン」という流れで精神的な成長をする領域を進んできたという事です。
 
1:ストレッチゾーン
スパイダーマンであるピーター・パーカーは、少しでも早くトニー・スタークに認められ、アベンジャーズの正式メンバーになる為に、トニー・スタークから貰ったスーツを活用して、研修と言う名の身近な(ご近所)事件や事故の解決に勤しんでいました。
スーツの基本機能を覚えたり、慣れる為の期間とも言えます。
 
2:デンジャラスゾーン
ただ、そんな状況に飽きていた頃に大きな事件が起き、その事件を単独で解決しようとするも、力不足・自惚れにより、状況を悪化させる結果となり、トニー・スタークの力により解決する。
 
自分の能力以上の事を行なって、急成長する場合もあれば、今回の様に力及ばず、自力で解決する事が出来ない場合が多々あります。
 
3:コンフォートゾーン
無謀な行動に対して、トニー・スタークにスーツを取り上げられ、普通の高校生活へ。
ただ、ある人物の危険な考えと強い想いに触れる事で、自分にとって、何が大切なのか、何を守りたいのかを見つめるきっかけを手に入れます。
 
自分にとって、何を大切にし、何を守りたいかが明確になる事で、強い決意が生まれ、それが行動へと繋がり、次のステップへ一歩を踏み出す原動力(エネルギー)の元になるのです。
 
4:デンジャラスゾーン
スーツを取り上げられ、自身の能力以外頼るものが無い状態でも、自分の進むべき方向・行動が明確になる事で、単身で危険な事件解決の為の行動をする。
その結果、能力を最大限に活用し、満身創痍の状態で事件を解決。
 
ただ、自分の無力さを痛感し、自分にとって、どの様な選択・行動をするべきかを考えるきっかけを手に入れる。
 
5:ストレッチゾーン
単身で事件を解決する事で、トニー・スタークに認められ、アベンジャーズの正式メンバーに採用されるも、それを断り、隣人のスパイダーマンを選ぶ。
この選択に対してトニー・スタークからは、大人の選択をしたと言われ、能力だけなく、精神的な成長をした事も認めてもらう。
 
自分の能力の限界を知り、今の能力で出来る事は、何かを自覚し、何が足りないのか、足りないものを身に付ける為には、どう在るべきか、何を行うべきかを考えての決断とも言える。
また、今の能力を鍛え、少しづつ高めながら、自分の大切にしたいもの、守りたいものを守るという生活を選択したとも言える。
 
 
最初は、少しでも無理をしてでも認めてもらいたいという一心で行動するも、結果的には、周りに迷惑をかけるだけで、認めてもらえず、こんなに頑張っているのに、なぜ認めてもらえないのかという不満で心がいっぱいになってしまう。
 
ただ、自分の行動がいかに無謀で、身勝手な行動だったかを振り返る事で、今の自分にとって、どう在るべきか、何を行うべきかを考える事で、最終的には、自分軸に従い、迷いの無い判断と行動がとれるまでに成長を果たしたとも言える。
 
 
本来であれば、ストレッチゾーンとコンフォートゾーンの活用で、無理をしない自己成長の手段とも言えます。
 
高い目標は、もちろん必要ですが、場合によっては、自己肯定感を低下させ、自信喪失・自己否定を生み出す可能性もあるので、高い目標を作る場合は、周りのフォローが必要不可欠とも言えます。
 
今回の映画で言えば、強敵に対して無謀に挑戦し、一度は敗れるも、再度、挑戦しています。
なぜ、挑戦出来たのか?
ひとえに、何を大切にしたいか、何を守りたいかが明確になり、その為には、どう在るべきか、何を行うべきかが明確になり、心の中に自分軸が生まれたからです。
これにより、精神的な強さを手に入れる事が出来たからです。
 
精神的な強さにより、行動の原動力が生まれ、自分に対してリーダーシップを発揮する事が出来るようになるのです。

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