誤出荷ゼロを達成する為には、業務の◯◯◯が必要です (前編)
誤出荷ゼロを達成する為には、業務の〇〇化が必要です。
◯の中に入る言葉は、ズバリ「見える化」です。
誤出荷の原因は、
思い込み、注意不足、焦りなどさまざまです。
思い込み、
注意不足は仕事に慣れてくると
無意識に生まれてしまいます。
そして、焦りは、
時間がなく仕事に追われたり、
仕事に慣れていないにも関わらず、
絶対に失敗はするな、ミスはするなと
厳しく指導されることによる
プレッシャーから生まれてきます。
前者は、
自分の気持ち次第で
解決をすることができますが、
後者は、
自分の気持ちでは解決することが
できないことが多々あります。
なぜなら、
周りの環境や一緒に働く人たち、
仕事を指導する指導者に大きく左右されるからです。
時間がなく、
仕事に追われる原因としては、
一人ひとりの受け持っている
仕事の量が多すぎる。
仕事量に対して、
作業者の人数が少な過ぎる。
または、
単純に仕事に慣れていない、
仕事の流れを覚えていない、やる気がない。
作業スペースが小さすぎて、
行動に制限がかかっている。
倉庫内が整理整頓できていないことにより、
作業の効率が悪い、無駄が多い。
など、言い出したらキリがありません。
また、一緒に働く人が、
「おしゃべりをして、作業をなかなか進めない」、
「本来、1人でやる作業を2人で行っている」、
「何をやればいいか分からず、仕事に迷っている」、
など、仕事に対する姿勢や考え方に問題がある場合もあります。
最後に仕事を指導する指導者に問題があると最悪です。
誤出荷ゼロにするためには、
仕事を覚える必要があります。
「そんなことは当たり前だ」
と言うでしょう。
仕事を覚えるためには、
まずは、
仕事を教えてもらえなくてはなりません。
では、
誤出荷ゼロを実現する為の仕事の教え方を知っている、
実践している指導者は、実際、どれぐらい居るのでしょうか?
私が見てきた限り、
倉庫現場の仕事に限って言えば
ゼロに等しいといえます。
その最大の理由としては、
倉庫の仕事は、
単純で、誰にでもできると言う
慣習と古い古い思い込みがあるからです。
なので、
倉庫現場の仕事に関する作業マニュアルは、
最初1回作っただけで、
その後、状況が変化したり、
倉庫内のレイアウト変更、
扱う商品が変更または追加された場合でも、
作り変えられる事はほとんどありません。
ですから、
状況に合った仕事を覚えるためには、
教えてもらうしかありません。
ところが、
見て覚えろ、やって覚えろ、と言う
教え方が倉庫作業の場合がほとんどです。
そうなってくると、
自ら考え、試行錯誤しながら、
仕事を行っていきます。
その結果、
何が起きるかと言えば、
当然、失敗やミスが起こります。
誰しも、
最初から上手くできる人はいません。
見て覚えろ、やって覚えろと言った人も、
最初は何回も失敗やミスをしています。
そのたびに、怒られてきたので、
同じような仕事の教え方で、
誰でも仕事は覚えるものだと
思い込んでいるのです。
なので、
仕事の教え方を変えようとはしません。
むしろ、
変えた場合にどのように教えればいいか分からないのです。
そんな人に仕事を教えてもらっても、
仕事を覚えるどころか、
仕事に対して、自分に対して自信を持てなくなります。
その結果、仕事を辞めていきます。
簡単な例をあげれば、
学校の運動部の部活での教え方は、
昔は、努力と根性で能力が伸びると思われていました。
ところが、
近年は、科学的かつ論理的な教え方が
主流になってきました。
それと同じなのです。
指導者の意識改革が必要なのですが、
残念ながら、
人はそう簡単には変わることができません。
では、
どうすればいいのか?
中編に続く