安全意識の違い
私は、大手メーカーの商品の出荷作業を行なってきましたが、
どの職場でも安全ルール厳守でした。
もちろん、
どんなに気を付けていても、事故は起きないとは限りません。
実際に、私が働いていた職場でも起きています。
だからこそ、安全ルールを守れる状況を作ることは大切なのです。
安全意識の低い職場では、作業所の横を通る時は、
「声かけをした方が良い」と言う曖昧な伝え方しかしません。
逆に安全意識の高い職場では、
「必ず声かけをしてください」と伝えます。
経営者、又は現場の管理者であれば、
後者の職場を目指すはずです。
実際は、前者の職場は存在します。
私の経験上、
大手メーカーの入出庫部門は、安全意識が高く、
規則やルールに対する指導は厳しいです。
例えば、敷地が大きい工場であれば、
構内の至る所に横断歩道が作られています。
普通なら、
簡単な左右確認をして渡るところですが、
某大手メーカーでは、横断歩道を渡る際は、
指差しで左右を確認するルールになっています。
それを従業員は、
みんな行なっているのです。
しかも、誰も見ていなくてもです。
まさに、
驚きの一言でもあり、
規律が守られているのだなと感じました。
逆に運送会社が主体の倉庫では、
馴れ合いや曖昧さが横行して、規則やルールは、
形だけになっていたりします。
例えば、
フォークリフトを止める際は、
必ず、爪は手前に引き、爪先は床に着ける事は、
大手メーカーでは、絶対守るべきルールでした。
ところが、
運送会社が主体の倉庫では、
そんなルールは、まったく存在しません。
フォークリフトを止めても、爪は浮いた状態です。
作業者が、足を引っ掛けて躓いたり、
ケガをする危険性があります。
にも関わらず、誰も気づかず、何も言わないのです。
これほど、
安全意識の違いがあるのは、
安全意識高い職場で、働い経験が有るか、
無いかの違いなのです。
経験した事がない事を行うほど、
難しい事はないのです。