整理整頓を行わずに清掃清潔を優先させたら、どうなるか

倉庫内に商品は収まっているから、
整理整頓を行わずに清楚清潔を優先させたら
どうなるでしょうか?

倉庫内に商品が収まっているからと言って、
整理整頓がされているとは違います。

大切なのは、
作業がし易い状態になっているかです。

整理整頓とは、
仕事を行いやすくする為に場を整える為に
行うとお伝えしました。

「場が整っていない」とは、
言い換えると、商品が散乱している、
商品が高積みされている、
同じ商品がいろいろな場所に点在している、
倉庫がキャパオーバーをして、
商品が溢れている状態です。

たまにテレビで、
ゴミ屋敷の片付け番組を行なっていますが、
見た事はありますか?

足場の踏み場もなく、
床一面に要るものと要らないものが
混在している状態を
イメージしてもらうと分かると思います。

床一面にゴミや物が散乱して、
足場の踏み場もない状態です。

思い切って、床一面にある物を
すべて捨てると言う選択もあります。

それが出来れば、
どんなに楽なことかと、
みんな、思うことでしょう。

それが出来ないので、
必要なモノと不要なモノを別ける為に
整理を行うのです。

そして、不要なモノを捨てた後に、
必要なモノを部屋に戻して整頓をするのです。

これは、一般家庭の話であって、
倉庫現場では、ちょっと勝手が違います。

一般家庭なら、
2、3日もあれば綺麗になります。

ところが、
倉庫は、広さや商品・数の多さが桁違いです。

そして、
倉庫は、よほどの事がない限り、
通常業務を止めてまで
整理整頓を行うことは出来ません。

なので、
整理整頓を後回しにして、
清掃清潔を行いがちです。

ただ、思い出してください。
清掃清潔の意味を。

清掃清潔とは、
綺麗な状態を維持管理する事でした。

どんなに綺麗であっても、
整理整頓されていない状態を
維持管理して意味があるのでしょうか?

以前、
働いていた倉庫現場は、
まさにその状態でした。

倉庫内は、商品は高積みされ、
同じ商品がいろいろな場所に点在し、
ピッキング作業や格納作業にも苦労をしたり、
無駄な時間を使ったりする状態です。

にも関わらず、
ゴミを拾いましょう、
空箱がそのまま置かれています、
商品の破損をよく見かけます、
などなど、
作業のし辛さの改善には触れません。

あなたなら、
出荷作業や格納作業がし辛く、
時間に追われている状態でも
ゴミを拾ったり、空箱を片付けたり、
破損品の処理が出来ますか?

普通であれば、
作業を優先してしまう筈です。

作業の優先順位を考えれば、
当然だと思います。

例えば、
貸し切りトラックが、
指定の出発時間に出発できなかった理由が、
「ゴミや空箱の片付けを行なっていました」
なんて荷主には通用しません。

5Sのステップ1が整理整頓と言う理由は、
まさにこう言う事なのです。

清掃清潔も大切です。

大切ですが、
指定時間通りに作業を終える事が出来なくては、
本末転倒です。

荷主であるお客さまだけでなく、
トラックドライバーにも迷惑をかけます。

時間通りにトラックが到着できなければ、
届け先の会社にも迷惑をかけます。

最近では、
トラックドライバー不足により、
トラックドライバーの待機時間が問題になり、
いろいろと厳しくなってきています。

5Sの重要性や役割が、
これまで以上に
重要視されるのではないかと思います。

なぜなら、
5Sは、仕事を行う為の基礎を作るモノだからです。


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