「イソップ逸話「3人のレンガ職人」現代版 パート3」

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イソップ逸話「3人のレンガ職人」から働く意味を考える

イソップ逸話「3人のレンガ職人」現代版 パート1

イソップ逸話「3人のレンガ職人」現代版 パート2

イソップ逸話での3人目は、以下のように答えています。

「旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」

すると、男は目を輝かせてこう答えました。

「ああ,オレたちのことかい?
オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂を創っているんだ。」

旅人は「それは大変ですね」と、いたわりの言葉をかけました。

すると男は,楽しそうにこう返してきました。
「とんでもない。
ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」」

あなたは、この3人目のレンガ職人のような思いで仕事ができるでしょうか?

嫌々仕事をするのではなく、また、家族のために仕事をするのではありません。

この煉瓦職人は、大聖堂で多くの人達が祝福を受け、
悲しみを振り払っている人達の笑顔を楽しみにして働いています。

会ったこともない見ず知らずの人の笑顔のために働いているのです。

言い方を変えれば、
今、行っている仕事の先にある多くの人達の笑顔の為に働いているのです。

自分の価値観を大切にしながら働いているのです。

では、工場のラインで働いてる人は、どうしたらいいでしょうか?

答えは簡単です。

自分たちが作っている製品を楽しみにしている人達の
笑顔思い浮かべることが出来るかがポイントです。

もちろん、2人目の煉瓦職人のように家族の為という方も多いと思います。

では、独身の方は?

また、不慮の事故や離婚などにより家族を失ったらどうなるのでしょうか?

仕事を行う理由を失ってしまいます。

家族の為にというのは、家族を養う立場から生まれた理由・動機なのです。

3人目の煉瓦職人は、家族を養う立場ではなく、
1人のレンガ職人としての立場で、仕事に対する考え方を述べているのです。

立場が変わってくると、仕事を行う理由や動機も変わってきます。

どの立場で仕事に対する姿勢を決めるのは人それぞれです。

それでは、今回の3人の煉瓦職人を例にあげて説明してみます。

1人目の煉瓦職人は、煉瓦職人という立場が嫌で嫌でしょうがないのです。

もしかしたら、職人という立場ではなく、
煉瓦を売る立場であれば、やる気が湧き上がってきたかもしれませんね。

2人目の煉瓦職人は、家族を養う仕事であれば、
煉瓦職人という立場でなくても、仕事を一生懸命やることでしょう。

3人目の煉瓦職人は、
煉瓦職人という立場でなくては、望んでいることを叶えることが出来ません。

なので、煉瓦職人という立場である必要があります。

では、工場のライン作業者は、どうでしょうか?

最初は、やる気に満ち溢れて入社したにも関わらず、
自分が望まないライン作業者という立場を与えられてしまいました。

あなたなら、その立場に対して、どのように考えますか?

1人目の煉瓦職人のように嫌々でも仕事を行いますか?

それとも、2人目の煉瓦職人のように家族の為、
生活を守る為に与えられた仕事を頑張りますか?

または、3人目の煉瓦職人のように工場で作られた商品を
楽しみにしている人達のために頑張りますか?

同じ立場でも、捉え方次第で仕事への取り組み方が違ってきます。

この「3人の煉瓦職人」のお話は、
目的・目標についての説明でよく使われますが、
見方を変えると立場に対する捉え方の違いの説明にもなります。

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