置き去りになる現場作業者
これからの物流現場を支える両輪は、
高度物流人材と現場作業者。
高度物流人材が物流を効率良く行う戦略家であるなら、
その戦略を現場の状況に合わせて実践する現場作業者は戦術家。
ここで重要となってくるのが、
両者のスキル・知識のレベルが同じかどうか。
どちらが欠けても物流を効率良く行うことは出来ない。
両者のレベルのバランスが悪くては、
どんなに素晴らしい戦略も現場レベルで実行が出来ず、
望んだ成果が得られない。
物流業界に人材の重要性を言われ始めたと思ったら、
DXを推進する高度物流人材ときた。
車で言えば、
高性能のスポーツカーを開発する人材だけを重要視しているのと同じ。
どんなに性能の高い車であっても、
テストドライバーからのフィードバック無くして完成はしない。
これと同じで、
現場からの適切なフィードバック無くして、
現場に最適化したDXは構築できない。
また、DXを推進していく中で、
現場からのフィードバックが無ければ、
現場を無視して押し進めてしまう。
その結果、現場の負担が高くなったり、
現場ではついていけないシステムを構築してしまう可能性もある。
車で言えば、どんなに馬力があり、
曲がる、止まるが確実に行える事が出来るとしても、
高いレベルの運転知識とスキルが必要だった場合、
使い勝手が悪い車になってしまう。
もっと簡単に言えばF−1のレーシングカーを
運転するに高いレベルの運転知識やスキルが必要という事。
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