ホワイト物流推進運動への提言パート2
予約受付システムの導入
課題
予約受付システムの導入に関するシステム変更のための資金力不足
システム導入に関する指導者不足。
予約受付システムを導入するためには
何が必要でしょうか?
先行投資となる設備投資が必要です。
しかも、
荷主と物流業者の両社に必要です。
荷主は消費者からの
注文受け付けを行うために
すでにシステムが構築されています。
なので、予約受付システムを
追加するだけ済みますが、
物流業者は、
新規でシステム導入をする必要があります。
また、
システム導入に伴い、
事務所内のレイアウト変更や
新規の設備を導入する必要もあるでしょう。
そうなってくると、
荷主よりも高額な設備投資が
必要となってきます。
そして、
新規のシステムを導入すると言う事は、
初期トラブルはつきものです。
それらに対応するために場合によって、
人員を増やす必要もあります。
こう考えると、
物流業者の方が明らかに
経費負担が増えてしまいます。
その増えた経費に対して、
収益が増えるかと言えば、
不確定要素が多く、
直近の収益につながらない事も
考えられます。
これらのことから
予約受付システムの導入は、
物流業者にはリスクがあります。
リスクを回避するために
トラック協会に所属している企業に対して、
予約受付システムの共通化が必要です。
言い換えれば、
トラック協会に所属している企業を
予約受付システムで繋げるのです。
現在は、
一部の大手物流企業が行なっている
荷主と荷物を繋げるマッチングシステムの
拡張版といってもいいです。
荷物を依頼する荷主に対しては、
トラック協会の提供する
予約受付システムに繋げるための
システム構築をお願いするのです。
こうする事によって、
トラックの空き情報やドライバー情報を
全国規模で把握することが出来ます。
これだけの大規模な
システムを導入するには、
トラック協会だけでは
導入することは難しいため、
公的資金を投入する必要があります。
トラックドライバー不足を解決するために、
どう動くか、国の本気度が
試されるのではないかと思います。