在庫管理に対する危機意識が薄い人達によるリスクとは?
在庫を抱えるビジネスであるれば、
在庫管理はとても重要です。
問題は、
現場で働く人達もそのことを
重要視しているかです。
倉庫の現場で働いている人たちは、
「その日の仕事ができれば良い」
と言う考えで働いている人が多いです。
現場がどんなに、
商品で溢れていようとも、
ピッキング作業や商品の移動ができれば、
まったく問題ないと言う考えで
働いてることが多々あります。
そういう倉庫では、在庫違いが多発します。
また、
「指定された場所にものがない」、
「ものが見つからない」、
「探すのに時間がかかってしまう」など
生産性を低下させてしまいます。
だからといって、
その状況に危機感を感じていない人たちが
働いている場合は、
改善をしようと言う意識は薄いです。
言い換えると、現場で働いてる人たちは、
「ものがない→しょうがない」と言う考えが
前提で働いているのです。
最近では、
バーコード管理などによって、
昔に比べたら
在庫管理はやりやすくなりました。
ただし、
バーコード管理をするためにも、
現場の作業者が適切な行動をする
必要があります。
「時間がない」、「仕事が忙しい」、
「後でやればいいや」など
といった考えを持っていると、
結果的にバーコード管理は機能しません。
むしろ、
余分な作業が増えたと言う
認識しかないのです。
そんな状況で1番困るのが、
お客様であり、
管理職の人たちなのです。
お客様に対しては、
コンピューター上では、
在庫があるにもかかわらず、
「在庫切れです」と返答する事になります。
また、
管理職の人達としては、
生産性を高めるために
多額の設備投資をしたにも関わらず、
有効に活用されず、
無駄な投資で終わってしまい
経営を圧迫し、
悩みの種を増やすだけとなります。
では、どうすれば、
現場の人たちの意識を変えることが
できるでしょうか?
私の経験上、
注意しても、怒っても、
意識を変えることができません。
では、どうすればいいのか?
まずは、
率先して現場を変える行動し続ける
現場のリーダーが必要です。
そのためには、
現場のリーダーに危機感を
持たせることが必要です。
ただし、
あまり危機感を持たせてしまうと、
プレッシャーやストレスを高くしてしまい、
精神的に追い詰めて、
辞めてしまう可能性があります。
実際、
鬱寸前の状態で辞めてしまった人を
目の当たりにしています。
そして、
責任感のある人と危機意識が薄い人が
同じ職場で働くほど、
職場のバランスを崩してしまいます。
職場に危機意識が薄い人が
多ければ多いほど、
責任感のある人は、やる気をなくし、
プレッシャーやストレスを感じてしまいます。
そして、自分を守るために、
周りの人たちと同じように、
危機意識が薄くなっていくか、
その職場を辞めていきます。
責任感と危機意識がなく、
その日の仕事だけを行えば大丈夫と
思っている人たちだけの職場ほど、
後手後手に回り、ミスが多発し、
お客様に迷惑をかける職場はありません。
危機意識が薄い人たちが多い職場のリスクとは、
お客様に迷惑をかけ、信頼を失い、
結果的に仕事を失ってしまうのです。