倉庫現場のリーダーとして状況をコントロールしていますか?
仕事の効率が上がらない、残業時間が増える、
仕事が滞るといった問題を抱えている
倉庫現場のリーダー、または責任者であるあなたへ
現場の状況を自分のコントロール下に置いていますか?
まず、そこが重要なポイントです。
なぜなら、状況を自分でコントロールできないと言う事は
自分では気づかない、気づけない様々な原因が考えられるからです。
例えば、
惰性で仕事を行っている、
後手後手に回っている、
仕事に対して優先順位をつけていない、
目の前の仕事しか行っていない、
状況に振り回されている、
与えられた仕事しか行っていない、
などがあります。
どうでしょう、
心当たりはありませんか?
これらのことに思い当たる節がある、
心当たりがあるといった方は、まだ大丈夫です。
なぜなら、自覚があるからです。
自覚があると言う事は、
きちんと自分の仕事に向き合っているからです。
そういった方に対して、
状況をコントロールする為に必要な
管理すべき3つの項目あります。
その3つの項目とは、
1:情報管理
2:時間管理
3:行動管理
です。
それでは、
それぞれの項目について簡単にお伝えしていきます。
最初は、情報管理です。
まずは、情報がなくては、
一日の仕事の流れ、作業量を知ることが出来ません。
なので、とにかく情報を集める事です。
入出荷の荷量は当然として、
倉庫に入ってくるトラック台数からタイムスケジュール、
作業者の人数などは、朝の段階である程度わかるはずです。
そして、作業が開始後は、
イレギュラー的な事が必ず起こります。
とくにトラックのタイムスケジュールは、
状況によって、刻々と変化したり、前後したりするので、
その都度、頭の中で組み替える必要が出てくるでしょう。
そうする事で、作業の優先順位も変わってくるはずです。
むしろ、変わらなくてはおかしいのです。
優先順位を変えない事によって、
対応が後手後手に回ってしまうのですから。
そして2番目の時間管理です。
朝一の情報をもとに、まずは、
頭の中でその日の仕事の流れをもとにして、
ある程度の各作業の所要時間を想定します。
そして、
作業の所要時間を加えた工程表を頭の中に作り上げます。
例えばこんな感じです。
もちろん、
最初のうちは、書き出すことをお勧めします。
そうすることで、作業の流れをイメージしやすくなります。
もちろん、その仕事の流れは、
あくまでも、その段階の情報をもとにしているので、
作業が始まり、状況が変われば変わっていきます。
なので、新しい情報が入る都度、
仕事の流れを見直し、工程時間を見直していきます。
こうして工程時間の時間管理をする事で、
隙間時間を明確にする事もできます。
その隙間時間を活用して、
一手間かけた段取りをする事で、
忙しい状況を緩和させる事も出来ます。
最後に行動管理です。
これは、自分の行動管理ではなく、他の作業者の行動管理を意味します。
正社員は別として、
アルバイトやパートは、指示されたことを黙々と行っているはずです。
なので、誰が何を行なっているのか、
いつ手が空くのかを把握する事で、
途切れなく作業を指示する事が出来ます。
そうする事で作業が滞っている箇所へ、
労働力を集中させる事が出来るのです。
情報・時間・行動のどれが欠けても、ダメなのです。
情報管理で、全体の仕事の流れを把握し、
時間管理で、各作業の所要時間を把握し、
行動管理で、労働力が集中している作業を把握するのです。
そうすることで、倉庫内で行われている作業の状況を把握し、
状況に合わせて、臨機応変に対応して、
状況をコントロール下に置くことが出来るのです。
もちろん、
言葉で言うほど簡単ではありません。
ある程度の経験・実績と向上心・学習意欲が求められます。