人手不足の職場の人材育成に有効なツールは、ただ一つ

短期で辞めてしまう理由は、
「職場の雰囲気に馴染めない」、「仕事がきつい・合わない」、
「仕事が覚えられない」などが考えられます。

この３つの内、
「仕事が覚えられない」は、最初の壁と言ってもいいでしょう。

仕事が覚えられないと、
ミスを繰り返し、怒られ、次第に自信を無くし、
職場に居場所を無くしていきます。

とくに人手不足で、
仕事を教えられる時間がない場合は、尚更です。

求人募集には、「未経験でも丁寧に教えます」などと書かれていますが、
実際は、人手不足なので教える時間がないのが実情です。

そこで、有効なのが細分化されたマニュアルなのです。

仕事は、さまざまな段取り・工程により成り立っています。

そうする事で、マニュアルは分厚くなります。

分厚くなった分、読むのが大変なので、
そこからポイント的・分岐点となる作業を抜き出した
フローチャートを作るのです。

これにより、仕事の流れは見える化されて、
何をやるか簡単に分かってきます。

ただし、これだけでは不十分なので、
経験者の視点による
注意点や仕事のコツなどを書き加えていきます。

そして、今までの失敗事例、事故事例などを
マニュアルとは別に記載していきます。

これらを準備する事で、
新人・若手が最初に感じる仕事に関する不安や疑問を
解消する事ができます。

忘れてはいけないのが、
これらのマニュアルは、一回作ったら終わりではないのです。

マニュアルは、
定期的に見直しをし、作り直しをする必要があります。

とくに、
新しい作業工程が増えた場合は、尚更です。

多くの職場は、
一度、作ったら作り直し、見直しをしない場合が多々あります。
それでは、マニュアルの意味がありません。