人間尊重&縦糸・横糸

戦後生まれの企業は、
「人間尊重」を第一に考え、
経営をしてきたのではないだろうか?

だからこそ、戦後の厳しい中、
従業員たちも経営者の考えについていく事が
出来たのではないだろか。

戦後の厳しさを忘れ、
バブルと言う好景気の訪れにより、
創業者の経営に対する熱意と思想が風化してしま事が、
経営者の怠慢を生み、バブルが弾けたと同時に
リストラの嵐が吹き荒れ、企業として一番の財産である
人材を失う選択をしなくてはならなくなったのではないだろうか。

そして、失った人材を補う為、
人材派遣と言うビジネスが生まれ、
その業界が伸びてきているが、
法の整備が完全に整っていないのか、
抜け道を企業が見つけて抜けているのか判らないが
問題が起こっているのが現状。

これで、本当の「人間尊重」の企業体制が出来のだろうか。

「ホンダを作ったもう一人の創業者」
(著者:大河滋氏)の本の中に書かれているが、
藤沢氏は布を織る時の縦糸を経営の「経」に当てはめ、
横糸を「営」当てはめている。

この基となっているのは、孔子と弟子の問答で。

弟子が孔子に「経営とは何か?」と問うと
「経は、織物で言えば縦糸。営は横糸。」と答えたと言う。

縦糸がしっかりしている事で、横糸が初めて紡げる。

経営も、企業の理念・方向性が
しっかりと示されている事で初めて、
行動の方向性が決まり、
いろいろな事に挑戦する事が出来るのではないかと思う。

そして、バランスの大切さも書かれている。

宗一郎氏の技術力に過大な期待を持ち過ぎてしまい、
技術力と営業力のバランスを崩してしまい
ホンダも一度は失敗をしている。

車で言えば、
両輪の大きさが合っていないとひっくり返ってしまう。

どんな事もバランスが整っていないと上手くいかない。

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