「ほどほど働ければいい。」という意識を変化させるには?

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会社で働くには、どういう意識で働くかがとても重要です。

 

とくに経営者や中間管理職であれば、
部下がどのような意識で働いているかは気になるところです。

 

下記のような調査結果かがあります。

平成 27 年度新入社員「働くことの意識」調査結果
・「人並み以上に働きたいかどうか」では「人並みで十分」がさらに増加(昨年 52.5% →53.5%)し、「人並み以上に働きたい」(昨年 40.1%→38.8%)を大きく上回り、過去 最高となった。
働き方のほどほど志向が強まっている。(3頁参照)
「出典:公益財団法人 日本生産性本部 」より

 

結果を見ると、人並みで十分と言う新入社員が半数以上で、
人並み以上に働きたいが、4割を切ってしまっているのが現状。

 

もちろん、
新入社員のすべてに当てはまらないので、一概には言えませんが、
仕事を教え、育成する立場である経営者や管理職の人は、
今回の結果を見過ごす事は出来ません。

 

なぜなら、将来の会社の存亡がかかっているからです。

 

国内需要に限界がきている現状を考えると、
「人並みで十分」という働き方をされたら会社が
倒産してしまう可能性があるからです。

 

そして、労働人口が減少する日本では、
生産性のアップが急務です。

 

設備投資をして、機械化・オートメーション化して
生産性がアップできるな問題はありませんが、
これからの時代は、それでは解決できない生産性のアップが求められます。

 

設備投資では、解決できない課題。

 

それは、人材育成です。

 

経営者や中間管理職であれば、今一番の課題ではないかと思います。

 

その課題に大きく関わっているのが、今回の調査結果です。

 

教え方のスキルをどんなに学んでも、
教えられる側が、ほどほどの働き方しか求めていなければ、
教える側の押し付けになります。

 

そうならない為にも、教える側は、部下に対して、
将来、どうなってほしいかという明確なビジョンを持って
教える相手に接する必要があります。

 

「ビジョンを明確に持って教えない」という事は、
行き先である目的を決めずにドライブに行くようなものです。

 

行き先を決めずにドライブに行ったら、どうなりますか?

 

何を目標にして、行けばいいかも分からず、
道に迷う以前に、走り出す事すらできません。

 

契約社員やパート・アルバイとは違い、正社員である新入社員には、
将来、会社を成長させる中核として活躍をしてもらわなくてはなりません。

 

そんな大切な人材に対して、
将来のビジョンを持たずに教えるなんていうのは無謀としか言えません。

 

ただし、自分のビジョンを押し付けてしまっては、
相手に対してストレスを与えたり、無理をさせてしまう可能性があります。

 

そうならない為にも、
部下との将来のビジョンを一緒に考える時間を作る必要があります。

 

会社によっては、自分史を書かせるところもありますが、
会社の方針として確立をされていないと、それは難しいので、
あえて時間を作る必要があります。

 

「人並みの働き方」から「人並み以上の働き方」に変えるには、
自分から働きたい理由・動機が必要となります。

 

理由・動機の根底にあるのが将来のビジョンなのです。

 

自分が思い描いた将来のビジョンを実現する為に働くのです。

 

ただ、将来のビジョンが現状維持であった場合は、話が違ってきます。

 

現状維持では、「人並みの働き方」で済んでしまいます。

 

とはいえ、
経済や時代の流れを感じている経営者や中間管理職であれば、
現状維持をするにも「人並み以上の働き方」が求められている
厳しい現実を感じているはずです。

 

その厳しさをしっかりと伝える事で、
現状維持をする難しさを感じさせる必要があります。

 

あなたの部下は、現状維持の難しさと危なさを自覚していますか?

 

自覚していないのであれば、さりげなく危機感を煽ってあげなさい。

 

それが、その部下の将来のためです。

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