プロ集団と素人集団

倉庫業務を依頼している会社も分かっていないと思いますが、
倉庫の現場で働くパートやアルバイトが多いので、
プロ集団と言うよりも素人集団なのです。

なぜ、
素人集団と言うのかと言えば、
求人情報には、未経験歓迎と書かれているからです。

また、倉庫業務の多くの作業現場には、
作業マニュアルが存在しないので、
仕事を覚えるのに時間がかかってしまいます。

その結果、作業ミスが多発して、
1ヵ月で多額の赤字を出した職場もあります。

その際、
その倉庫業務を依頼したお客様からは、
「おたくは素人集団なのですね」とハッキリと言われたそうです。

ではなぜ、
そんな会社に倉庫業務を任せたのでしょうか?

それは、
倉庫業務のプロ集団に仕事を任せているという
思い込みはがあるからです。

倉庫業務を請け負っている会社で働いている現場の人が、
必ずしも、その職歴が長いとは限らないのです。

とくに倉庫業務の現場で働いている人は、
さまざまな業界からの転職者が多いです。

私のように、
入出庫・倉庫管理・ピッキング・積み込み・
配達を経験し、さまざまな倉庫の現場を転々として、
20年以上、倉庫業務を行なっているは珍しい方だと思います。

最近は特に人手不足と言うこともあり、
倉庫業務の経験者も少なくなってきています。

倉庫業務と言えば、
アマゾンや楽天などの自動倉庫などを
思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

あのような自動倉庫を備えているのは、多額な設備投資が行える企業だけです。

また、
出荷数が少ないと自動倉庫を導入しては採算が合わなかったり、
扱う商品の重さや大きさによっては、自動倉庫が使えない場合もあります。

とは言え、
倉庫業務にもバーコード管理が取り入れられ、
さまざまな自動化が行われています。

ただし、使うのは人です。
人が使う以上、経験値がものをいう場面が多々あります。

そこにプロと素人の違いが生まれてくるのです。

私の考えるプロと素人の違いは、
「見えているものが違う」、「イメージ力が違う」のです。

経験値が高いと、
倉庫内の状態や動きを無意識に見ているのです。

その結果、
倉庫内をどのように整理整頓すれば良いか、
出荷をする荷物をどのように置けば良いかを
イメージしながら仕事を行うのです。

経験値が低いと、
何も考えずに動いてしまい、後手後手に回ってしまうのです。

では、
経験値が高いプロが多い
倉庫業務の請け負い会社を探すにはどうすればいいのか?

正直、難しいです。

だからこそ、
出来るだけ、自社倉庫であれば、
請け負い業者に任せるべきではないのです。

今後、労働人口が減る事で、
倉庫業務を行える経験者も減っていきます。

そう考えると、
倉庫業務のプロを自社で育成する必要があります。


物流倉庫現場作業者を自社の強みに変えるサポート/アクティーズ ジャパン

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