仕事の教え方in3人のレンガ職人
目次
- 1
- 2
- 3 3人のレンガ職人の話を仕事を教える人に私の考えで当てはめると、下記のようになります。
- 4 1人目のレンガ職人の仕事の捉え方
- 5 「レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。
- 6 なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」
- 7 2人目のレンガ職人の仕事の捉え方
- 8 「オレはね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」
- 9 「この仕事でオレは家族を養ってるんだ。
- 10 この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」
- 11 3人目のレンガ職人の仕事の捉え方
- 12 「オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂を創っているんだ。」
- 13 「ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」
- 14
- 15
- 16 1人目のレンガ職人とは、基本的な仕事の手法や手順しか教えない人です。
- 17 1人目の人が教える内容は、熟練度を必要としない簡単な仕事やルーチン的な仕事です。
- 18 簡単な仕事やルーチン的な仕事しか教えないので、教える内容が少ないので、教える(時間)が少なくてすみます。
- 19 教える時間や内容が少なくてすむ反面、仕事に対して、やりがいや達成感を感じさせるには、工夫が要ります。
- 20 教える際に、やりがいや達成感を感じられるように教える事が出来るかによって、教わる側の仕事に対する接し方が変わってきます。
- 21 また、教える内容が簡単だっり、単調であったりすることから、「簡単に覚えられるだろう」、「失敗はしないだろう」という思い込みが生まれ、相手にプレッシャーやストレスを与える威圧的な教え方をし、相手を追い込む可能性があります。
- 22 また、教えられた仕事以外に対しては指示待ち状態になるので、職場のリーダーの指導力・指示力が試される事になります。
- 23 2人目のレンガ職人とは、仕事の目的や意味を教えた上で、仕事のやり方や手順を教える人となります。
- 24 2人目の人が教える内容は、会社組織の説明や仕事の全体の流れ、仕事に必要な知識・スキルを教えます。
- 25 そして、仕事を行う事で、会社にどのような貢献が出来て、何を得られるかを教えます。
- 26 この時点では、仕事=生活費を稼ぐ手段というイメージを与えています。
- 27 何故なら、相手は仕事の中に自分のやりがいや使命感を感じるものを見出していないからです。
- 28 見出せない理由としては、3つあります。
- 29 1つ目は、会社の為の仕事であって、仕事とは生活費を稼ぐ手段という認識が高いからです。
- 30 2つ目は、仕事の中に自分の大切にしたいものを見出していないからです。
- 31 3つ目は、自分の人生に対する使命・ミッションを自覚できていないからです。
- 32 残念ながら、2人目の人が教えるのは、仕事に関することだけなのです。
- 33 何故なら、それ以上の事を教えるという事は、仕事とは関係がなく、相手の価値観・生き方・人生観に関わる事なので、仕事は関係がないからです。
- 34 3人目のレンガ職人とは、仕事を通して、自分の大切なものを大切にすることで、生活や人生・生き方を豊かに出来る事に気づかせ、その為の仕事のやり方や手順を教える人です。
- 35 3人目の人が教える内容は、相手の価値観や生き方・人生観から導き出した人生の使命・ミッションを完遂する為の仕事の知識やスキルなどの活用の仕方です。
- 36 会社の仕事という枠組みで考えた場合、仕事を教えると言うと、知識やスキル、仕事の段取り・やり方などを教えるのが普通です。
- 37 ただし、この世にあるすべてのものは、常に移り変わっていくという万物流転の法則があるように、会社が絶対に潰れないという保証は、誰にも出来ません。
- 38 故に、会社や会社の仕事を拠り所にしてしまうと、もし、無くなった時は、同時に生きる方向や意味を見失ってしまいます。
- 39 その事を心や肌感覚で感じ取っている人は、相手の人生という枠組みの一部として仕事を教えます。
- 40 会社という枠組みで仕事を教える場合、目指すべき目的は、社訓であり、会社の理念を基本として、目的や目標を考えます。
- 41 それが、人生という枠組みで仕事を教える場合、目指すべき目的は、相手の価値観や生き方・人生観から人生の使命・ミッションを導き出す必要があります。
- 42 そして、人生の使命・ミッションが、目指すべき目的となります。
- 43 会社の仕事は、使命・ミッションを完遂する為の糧にしか過ぎないのです。
- 44 故に仕事で得られたものが、相手の使命・ミッションにどのような影響を与えるかを伝え、その為の仕事の目的・目標は、どのように作ればいいかを教えます。
- 45 仕事はあくまでも、自分の人生の使命・ミッションを成し遂げる為のものという事を教え、会社の為に働くのではなく、自分の人生の為に働く事を教えます。
- 46 そして、仕事を覚えるという事は、自分を磨き高め、自分の人生の使命・ミッションを完遂する為の自分を創り出す事だと気づかせます。
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3人のレンガ職人の話を仕事を教える人に私の考えで当てはめると、下記のようになります。
1人目のレンガ職人の仕事の捉え方
「レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。
なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」
2人目のレンガ職人の仕事の捉え方
「オレはね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」
「この仕事でオレは家族を養ってるんだ。
この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」
3人目のレンガ職人の仕事の捉え方
「オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂を創っているんだ。」
「ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」
1人目のレンガ職人とは、基本的な仕事の手法や手順しか教えない人です。
1人目の人が教える内容は、熟練度を必要としない簡単な仕事やルーチン的な仕事です。
簡単な仕事やルーチン的な仕事しか教えないので、教える内容が少ないので、教える(時間)が少なくてすみます。
教える時間や内容が少なくてすむ反面、仕事に対して、やりがいや達成感を感じさせるには、工夫が要ります。
教える際に、やりがいや達成感を感じられるように教える事が出来るかによって、教わる側の仕事に対する接し方が変わってきます。
また、教える内容が簡単だっり、単調であったりすることから、「簡単に覚えられるだろう」、「失敗はしないだろう」という思い込みが生まれ、相手にプレッシャーやストレスを与える威圧的な教え方をし、相手を追い込む可能性があります。
また、教えられた仕事以外に対しては指示待ち状態になるので、職場のリーダーの指導力・指示力が試される事になります。
2人目のレンガ職人とは、仕事の目的や意味を教えた上で、仕事のやり方や手順を教える人となります。
2人目の人が教える内容は、会社組織の説明や仕事の全体の流れ、仕事に必要な知識・スキルを教えます。
そして、仕事を行う事で、会社にどのような貢献が出来て、何を得られるかを教えます。
この時点では、仕事=生活費を稼ぐ手段というイメージを与えています。
何故なら、相手は仕事の中に自分のやりがいや使命感を感じるものを見出していないからです。
見出せない理由としては、3つあります。
1つ目は、会社の為の仕事であって、仕事とは生活費を稼ぐ手段という認識が高いからです。
2つ目は、仕事の中に自分の大切にしたいものを見出していないからです。
3つ目は、自分の人生に対する使命・ミッションを自覚できていないからです。
残念ながら、2人目の人が教えるのは、仕事に関することだけなのです。
何故なら、それ以上の事を教えるという事は、仕事とは関係がなく、相手の価値観・生き方・人生観に関わる事なので、仕事は関係がないからです。
3人目のレンガ職人とは、仕事を通して、自分の大切なものを大切にすることで、生活や人生・生き方を豊かに出来る事に気づかせ、その為の仕事のやり方や手順を教える人です。
3人目の人が教える内容は、相手の価値観や生き方・人生観から導き出した人生の使命・ミッションを完遂する為の仕事の知識やスキルなどの活用の仕方です。
会社の仕事という枠組みで考えた場合、仕事を教えると言うと、知識やスキル、仕事の段取り・やり方などを教えるのが普通です。
ただし、この世にあるすべてのものは、常に移り変わっていくという万物流転の法則があるように、会社が絶対に潰れないという保証は、誰にも出来ません。
故に、会社や会社の仕事を拠り所にしてしまうと、もし、無くなった時は、同時に生きる方向や意味を見失ってしまいます。
その事を心や肌感覚で感じ取っている人は、相手の人生という枠組みの一部として仕事を教えます。
会社という枠組みで仕事を教える場合、目指すべき目的は、社訓であり、会社の理念を基本として、目的や目標を考えます。
それが、人生という枠組みで仕事を教える場合、目指すべき目的は、相手の価値観や生き方・人生観から人生の使命・ミッションを導き出す必要があります。
そして、人生の使命・ミッションが、目指すべき目的となります。
会社の仕事は、使命・ミッションを完遂する為の糧にしか過ぎないのです。
故に仕事で得られたものが、相手の使命・ミッションにどのような影響を与えるかを伝え、その為の仕事の目的・目標は、どのように作ればいいかを教えます。
仕事はあくまでも、自分の人生の使命・ミッションを成し遂げる為のものという事を教え、会社の為に働くのではなく、自分の人生の為に働く事を教えます。