部下指導に必要な事は人手不足の解消、指導者の意識改革は二の次
“指示待ち部下が減らないのは、あなたの「ある行動」が原因だった!”を読んで、
私なりの考えを捕捉してみました。
転職を何回もしてきて、指導される側の立場が長い私としては、
当然の内容でしたし、この内容を認識・自覚していない指導者は、
一生、直すことは出来ないと確信をしています。
なぜなら、
「自分は正しい、間違っていない」、
「仕事が出来ない、仕事を覚えない、ミスが多いのは部下が悪い」と
疑っていないからです。
そして、そういう指導者は、第三者から指導方法を指摘される機会が無いのです。
また、研修で学んで納得したところで、
職場に戻り、自分の仕事の忙しさに追われる事で忘れ去ってしまい、
部下の指導が雑になり、部下の仕事に対して、不満・イライラを募らせるのです。
とくに人手不足で、指導する時間がない職場は、惨憺たるものです。
以前、私が派遣社員として働いた職場は、
人手不足でいきなり仕事を4つ任された挙句、
人手不足だからフォローは出来ないとハッキリ言われた経験があります。
人手不足による指導への悪影響
部下の指導時間がない
↓
部下が仕事を覚えない・ミスが多い
↓
部下の仕事にイライラ・不満
↓
部下を見限り、見下し、冷たい対応をする
↓
部下の居場所を奪う
↓
部下が辞めていく
まさに、人手不足を生み出すサイクルの完成です
新規事業の立ち上げ、業務拡張による人材募集以外で、
常に人材募集をしている人手不足が常用化している職場は、
人手不足は無くならず、部下指導を変える事は出来ないのです。