先見性
本田宗一郎氏とピーター・ドラッガー氏は、先見性が似ている気がする。
「ドラッガーの遺言」と言う本の中に、
「変化はすでに生じているが、その行く末は明らかでなく、次代の輪郭がはっきりしてくるのをじっくり待って見極めること---新しい時代への転換期のただ中にいる事は、まさしくそう言う事です。」
とあるのに対して、
宗一郎氏は、人間休業と称して一年間、仕事をまったくしていない時期がある。
これは、戦後と言う環境・状況の変化に伴って、価値基準がまった別のもの変わる時期でもある。
その事を感じとっての休業宣言だったが、
「私としては、遊んでいてもただ遊んでいたわけではなかった。次に何をやろうかと絶えず心ひそかに考えていた。」
とあるようにドラッガー氏と同じ先見性を持っていたのではないかと思う
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