仕事を教える時の不満やイライラ・時間の無駄を解消する上で忘れがちなこと
「何故、こんな事も分からないんだ」、
「何故、こんな質問をするんだ」など、
仕事を教える人は、
何故、何故の連続で不満やイライラを募らせていきます。
これは、
教える人の都合であって、
新しい事を始める人にとっては、
疑問の連続なのです。
だからこそ、質問をするのです。
ただ、気軽に質問できる関係性を
築く事が出来ていないのが現状です。
その為、新人や若手は、不安と疑問を持ちながら、
自分の判断で行動してしまい、
失敗やミスを繰り返していくのです。
その結果、仕事を教える人は、
不満やイライラを募らせていきます。
その不満やイライラを解消する為には、
今までの指導法や行動を変える必要があります。
そして、相手が仕事を覚えるためには
どうすれば良いかを考えて、行動すれば、
不満やイライラを少しずつ無くす事が出来ます。
結局、仕事を教える人は、
自分で自分に対する不満やイライラを作っているのです。
仕事を教える相手に対して、
不満やイライラを募らせている人は、
相手の事を見ているようで見ていないのです。
あくまでも、
自分基準で仕事を教えるため、自分に出来るのだから、
相手も出来るだろうと言う思い込みが強すぎるのです。
その思い込みが、
相手に質問をさせない雰囲気を作り出してしまい、
相手を遠ざけてしまうのです。
また、人手不足で忙しく、
質問に答えている時間がない場合もあるでしょう。
そのような場合は、
相手が質問してきそうな内容とその回答を書き出し、
最初の時点で渡してしまうのです。
一人ひとり、質問の仕方は違いますが、
新人や若手が質問する内容は、根本的に同じようなものです。
なので、
新人や若手へのヒアリングに時間をかけて、
作り込めばこむほど、仕事に対する疑問や不安に対する
質問とその回答の質は向上していきます。
ただし、仕事の質問に対する答えを書き出すだけでは不十分です。
その他には、
1:仕事でミスや失敗をする可能性の高い箇所、
および、失敗やミスが多い理由
2:仕事をする為に注意する項目、
及び、注意する為の必要性と注意しなかった場合のデメリット
3:今までに起きた失敗・事故の原因、及び、対策事例
4:仕事で使う用語(専門用語、伝票の読み方など)説明の一覧
を書き出し、伝える必要があります。
「ここまでしなくてはならないのか」と思うかもしれませんが、
新人や若手の不安や疑問を解決する為には、当然の事なのです。
これが、仕事教育の第一歩でもあるのです。
もちろん、これで終わりではありません。
ここまでは下準備なのです。
本当の仕事教育は、
ここから先が難しくなってくるのです。