年上の転職者や派遣社員の接し方
昔と違って、
今は派遣社員として働く人が多くなってきました。
それと同時に何が増えてきたかと言うと、
年上の部下を持つ人たちが増えてきたんじゃないかと思うのです。
どうでしょうか?
年功序列によって、
役職が順調に上がっていった時代では考えられなかったですよね。
年上の部下って、ちょっと扱いづらくありませんか?
2歳や3歳年上ならまだしも、5歳や10歳も年上になると、
相手にも自分なりのプライドや価値観を持っていたりするんですよね。
しかもそれらは、
長年の経験からくるもので、かなわない部分があったりすると思うのです。
年上の転職者や派遣社員に対して、
仕事を教えるという事は、それらの経験を尊重しながら、
教える必要があると思うのです。
私自身、20代後半から30代前半の時は、
自分より5歳から10歳年上の人に対して仕事の指示をしてきました。
その時は、部下ではなく、
下請け業者や協力業者と言う人達でした。
とは言え、私の方が荷主という立場だったので
指示する立場になります。
そういった年上の人たちと仕事をしてきた経験から言えば、
相手のことを尊重して仕事をある程度任せるということが、
とても重要なポイントと言うことに気づかされました。
相手は、私より5年から10年長く仕事を行っているのです。
そして、仕事以外にも、いろんな経験をしているのです。
それらの経験に対して、敬意を払うのは当然だと思うのです。
私自身、一回だけ協力業者さんに怒鳴られたことがあります。
その経験があったからこそ、
相手に対して敬意を払うようになりましたし、
相手の意見を取り入れ、仕事を任せることができるなりました。
今の時代、働き方が変わって、
さまざまな年齢や経験を持った人達が、
同じ立場として働いたり、
さまざまな事情により未経験の仕事に就いたりしています。
そうすると、仕事を教える立場としては、
どのように接するべきか迷ったりすると思うんですよね。
そんな人たちに、一つアドバイスがあります。
それは、相手のことをよく知ることです。
どんな仕事をしてきて、どんな経験をしてきたか。
それらを知ることによって、
今の仕事にどのように活かせるか、
ということが自然と見えてくると思うのです。
いろいろと転職をしてきて感じる事は、
多くの職場では、現場のリーダーには、
転職者や派遣社員の経歴などが伝わっていないということです。
新卒ではないのだから、
相手の今までの仕事の履歴書を職場のリーダーが
知っておく必要があると思うんですよ。
そうすることによって、
仕事を通じたコミュニケーションも生まれてくるはずなんです。
それがないから、
「相手は何もできないのだろう」という思い込みが生まれ、
相手に対して尊重するという気持ちが生まれてこないと思うのです。
年上の人に仕事をしている場合は、
相手のことを知ることが大事だと思うのです。