整理整頓を行う理由
整理整頓を行う理由は何か?
と聞かれて、どのように答えますか?
見た目を良くし、
どこに何があるかすぐにわかるようにすると
答える人が多いのではないでしょうか。
確かに、それも1つの理由です。
ただしそれは、家などで行う場合の整理整頓の理由です。
倉庫現場などで行う整理整頓は、少し違います。
倉庫における整理整頓とは、
ルールや安全を守るための状況に現状回復を行うためのものです。
倉庫や構内では、フォークリフトやトラックなどが行き交っています。
そのため、ちょっとした不注意でケガや事故につながります。
そのため、構内の安全ルールが決められています。
例えば、
フォークリフトが通る場所と歩行者が通る場所が分けられています。
身近な例えで言えば、
車道と歩道が分けられていると言うイメージです。
ところが、
倉庫内が整理整頓されていないと歩行者が通る場所に
荷物が置かれていることがあります。
置いた人は、
仮置きと言うことで一時的に置いたとしても、
歩行者の通る場所を妨げているのです。
これは、
一般道で言えば、
路駐をしていると同じことです。
その結果、
歩行者が歩行者用の通路を通るという
安全ルールを守る事が出来なくなっているのです。
歩行者用の通路を通れないと言うことは、
フォークリフトが通る通路を歩くと言うことになります。
言い換えると、歩行者が車道を通ると言うことになります。
これほど危険な事はないと思いませんか?
そうしないための整理整頓なのです。