あなたの倉庫作業者は、セミプロではありませんか?

どの業界、どの職業においても、働く以上、
プロとしてプライドを持って仕事を行う必要があります。

実際は、どうでしょうか?

私は、いろいろな倉庫で働いてきましたが、
プロと言うよりも、
セミプロの作業者の多いという印象です。

これぐらいは、
大丈夫だろうと言う妥協・気の緩みを持ったら、
それ、プロと言うよりセミプロレベル。

例えば、倉庫現場では、
どんなに注意していても破損品が
多かれ少なかれ出てしまいます。

問題は、その破損品に対する対応の仕方です。

外装箱に化粧箱が入っていれば、
多少のキズは気にしなくて済みますが、
なかなか、そう言う梱包の仕方をしている商品は少ないです。

なので、
箱の破損=商品の破損に繋がる場合が殆どです。

もちろん、
扱う商品によって対応の仕方は変わってきます。

例えば、医薬品の場合は、
外装箱に凹みなどがあった場合は、
工場へ戻して、検品を行うと言うパターンがあります。

では、破損品をみつけた場合、
どんな対応をすればいいでしょうか?

1番の安全策は、箱を開け、商品を確認して、
破損箇所が無いかの確認をすることです。

そして、破損している可能性があれば、
製造元、または、荷主に確認・検品してもらう事です。

ただし、これには、時間と労力が必要です。

プロ意識の低い作業者は、
この2つを嫌がり、行わないか、
破損品があっても無視・放置をしてしまいます。

ここまで来るとセミプロと言うよりも、
アマチュアと言ってもいいでしょう。

プロであれば、
破損品が出ないように倉庫内の整理整頓に気を使います。

セミプロは、
破損品が出ることより、仕事を終わらせる事を優先させ、
倉庫内の整理整頓には気を使いません。

アマチュアに至っては、
破損品が出ようと出まいと気にしないでしょう。

プロ、セミプロ、アマチュア。
自分の仕事に対して、
高いプライドと責任を持っているのは、
どれでしょう?

もちろん、お分かりだと思います。

そして、今の時代、
倉庫現場作業者はセミプロが多いと感じます。

なぜなら、
会社がプロの作業者を求めていないからです。

プロの作業者を育成するには、時間とお金が必要です。

なので、セミプロレベルで十分と考え、
人材育成には力を入れないのではないかと思います。

人材育成とは、ある意味、先行投資です。

会社である以上、
投資をしたからにはリターンを求めます。

例えば、
フォークリフトの講習を受けさせる時も、
受けさせる人がすぐに辞めないかを
見極めてから受けさせます。

何故なら、講習を受けさせ、
直ぐに辞められては、
講習代が無駄になってしまうからです。

言い変えれば、先行投資として講習を受けさせ、
講習で学んだ事を活かして、
仕事をしてもらうと言うリターンを得るのです。

あと、大手の会社へ搬入したり、
大手の倉庫でフォークリフトに乗る為には、
講習の修了書が必須だったり、
事故を起こした時の対応の為だったりします。

このように倉庫現場作業者に先行投資をしても、
求めるリターンを得られなくては意味がありません。

ところが、時代が変わりました。

労働人口が減り、人手不足になり、
通販の利用率が高まった事で、
作業効率を上げる必要に迫られてきました。

そこでプロ作業者を育成しようと思っても残念ながら、
育成するノウハウ、スキル、システムが無いのです。

当然です。
人材育成など、考えた事も、行なった事もないのですから。

そして、
現場のリーダー・責任者自身、何かを教える、
学ぶという事には無関心なのですから。

それでは、
今までどのように仕事を教えてきたか?

それは、
見て覚えさせ、やって覚えさせてきたのです。

その為、
教育や指導すると言ったスキルや知識が皆無なのです。

そんな状況なので、
プロが育成されるわけがありません。

なぜなら、
教える人がセミプロであれば、
その人以上の知識やスキルを身に付ける事が出来ないからです。

では、どうすればいいか?

それは、
物流現場のスキルや知識が高い人材を確保する必要があります。

ただ、今の時代、
そういったレベルの高い人材の確保は困難になってきています。

なぜなら、レベルの高い人材は、
大手の倉庫で働いていることが大半だからです。

そういった倉庫は、
労働環境も良く、倉庫内も整理整頓され、
清潔かつ休憩室もしっかりと
確保されているのでなかなか辞める人がいません。

そのため、
レベルの高い倉庫作業者の確保は困難なのです。

そういった理由から、
倉庫現場のプロ作業者の育成ができず、
セミプロ作業者が多くなってしまっているのです。

あなたの倉庫の作業者は、
どのレベルですか?

セミプロ作業者ではありませんか?

一度、考えてみましょう!


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