仕事の教え方、伝え方のバリエーションを持っていますか?

若手・新人が、仕事の基本を学び、健康で無理せず成長できる 職場環境を作るサポートを行います。 無視せず、健全に目標達成をし、自己成長が出来るように 部下目線による人材育成のサポートを行います。


部下が仕事を覚えてくれない、失敗やミスが多い、
仕事が遅い、不満や口が多いなど、
仕事を教えることで困っている事はありませんか?

 

そんなあなたに1つ質問です。
仕事の教え方や伝え方の
バリエーションをあなたはいくつ持っていますか?

 

仕事を教える相手は、
一人一人、性格や受け取り方、それまでの経験など様々です。

 

そんな人たちに仕事を教える場合、
同じ教え方では、わかる人とわからない人が出てきて当然です。

 

今までは、教える側の教え方を押し付けて、
教わる側は、四苦八苦しながら仕事を覚えてきました。

 

それが出来たのは、終身雇用制度と言うものが、
建前上成り立って、
時間をかけてじっくりと教える事が出来たからです。

 

また、昔は、
転職をする人は少なく、雇用形態も正社員がほとんどでした。

 

ところが今の時代、転職する人が増えて、
雇用形態もパート・アルバイト・派遣社員など様々です。

 

そんな状況の中、
時間をかけてじっくりと仕事を教えるという事ができなくなりました。

 

その結果、
1つの仕事の教え方だけでは、
仕事を覚えてくれない人たちがくれました。

 

教える人達は、
仕事を覚えない方が悪い、努力が足りないなど、
教わる人達が出来ない理由を並べ立てます。

 

逆に、仕事を教わる人たちは、
仕事の教え方が悪い、何をやったらいいか分からない、
仕事を上手く行うコツが分からないなど、
教える人たちに対して不満を持っています。

 

仕事を教わる側は、仕事覚えられないで、
怒られ、罵倒されるなら、新しい仕事を探せばいいだけのことです。

 

新しく入って、
会社や職場に愛着がない人にとっては、
会社を辞めることなんて簡単なことです。

 

仕事を覚えてもらわないと困るのは、会社側なのです。

 

そうなってくると、仕事を教える人の責任は重くなります。

 

その責任の重さを感じている人は、
どうやったら仕事を覚えてくれるだろうかと
悩み、考え、試行錯誤していきます。

 

そうすることで、
仕事の教え方・伝え方のバリエーションが増えていきます。

 

その結果、働く人たちは、
仕事を覚え、ミスや失敗が少なくなる事で、仕事に自信を持て、
仕事を行うことができるようになっていきます。

 

そうなってくると、
慣れてきた仕事を辞めようと言う人たちが減っていきます。

 

逆に責任の重さを感じていない人は、
仕事を覚えない、ミスや失敗が多いのは、教わる人たちが悪いと、
1つの教え方・伝え方しか行っていきません。

 

その結果、ミスや失敗をして怒られ、怒鳴られ、罵倒され続けて、
仕事に対する自信をなくし、自分には無理と思い、辞めていきます。

 

働く人が定着しないと言う事は、
いつまでも新人に対して仕事を教え続けることの繰り返しになります。

 

ただ、1つの教え方・伝え方しかできないので、
新しい人が定着するまでに時間と根気がかかります。

 

そして、求人募集をし、面接をし、
入社の手続きをする為のお金と時間を費やしてきます。

 

では、会社の経営者や幹部は、
どちらの指導者の評価を高くするでしょうか?

 

本来なら前者の人たちを高く評価し、
後者の人たちは自然淘汰されるはずです。

 

ところが、残念ながら、
後者の人たちは会社の中に多く存在していますが、
その存在を知る人はほとんどいません。

 

後者の人たちは、知る人が知ると言う人たちなのです。

 

その理由は、辞める人たちは、
教え方が悪いとか、罵倒・叱責されて辞めると言う
本音の部分の理由をはっきりと言わないからです。

 

私も同じような経験があります。
朝の挨拶をしても返ってこない職場のリーダーがいました。

そのリーダーは、言葉を使わず、
ミスをすればものを投げつけてきます。

そして、自分の思い通りに、
相手が行動しないと不機嫌になりイライラしています。

 

そのことが理由で、
そのリーダーと一緒に働く事が嫌になり、辞めていっています。

 

そのことを周りの人たちは知っていて、
また悪い癖が始まったと言って諦めています。

 

私自身そのことが嫌になって辞めました。

辞める際には、
周りの人にそのリーダーの悪癖を行って欲しいと言われましたが、
わざわざ、波風を立てるようなことをしたくなかったので言いませんでした。

 

また、本来、
辞める時にお世話になりましたと言ってお菓子などを
職場にもっていくことが多いと思いますが、
私の場合は、「よくがんばったね」と逆にお菓子をもらいました。

 

こんなリーダーですが、
全体の部署のリーダーは、そのことを知りません。

また、人事の人も知りません。

 

こういった悪癖を持ったリーダーが、
どんな会社にも必ず存在しているはずです。

 

このような悪癖を持ったリーダーは、
仕事の教え方や伝え方を1つしか持っていない場合がほとんどです。

 

言い換えれば、そのようなリーダーの下では、
どんなに優秀な人を雇ってもすぐに辞めていくということです。

 

仕事にこだわりや目的意識を持っている優秀な人ほど、
自己成長には繋がらないと判断して、直ぐに辞めていきます。

 

言葉が悪いですが、
このような悪癖を持ったリーダーの下で働き続ける人は、
どうしても仕事を続けなくてはならないと言う理由を持った人だけです。

 

仕事の教え方や伝え方のバリエーションを多く持っている人ほど、
人に対しても、仕事に対しても、柔軟に対応ができる人物なのです。

そういう人物こそ、指導者になる資質を持っているのです。
もちろん、意識の持ち方で同じような資質を身に付ける事が出来ます。

違いと言えば、1つだけです。
無意識で行うことが出来るか、
意識をしないと出来ないか、ただそれだけなのです。

 


 

 


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