いきなり倉庫の仕事を任されて困って人へのワンポイントアドバイス

いきなり倉庫の仕事を任されて困っていませんか?

退職者・定年者によりいきなりの人事異動、
新規事業や業務拡張による人事異動。

そして、経験も実績も知識も無い、
商品の発送業務、商品管理などの倉庫業務を任され、
少しでも倉庫業務の知識を
得ようと本屋へ行ったら小難しい本ばかり。

結局、どのように整理整頓をすればいいか分からないので、
家の片付けと同じ様に整理整頓をしていたら、
倉庫内に商品が溢れ、在庫管理が出来ず、仕事の効率が低下。
そして、誤発送、在庫違いが頻発。

上司からは、在庫違い、誤発送を無くせ、
残業時間を減らさせ、効率よく作業を行えと矢の催促。

そして、お客様からは発送が遅い、商品が違う、破損している、
問い合わせの返事が遅いなどなどクレームの嵐。

その対応に関しては、誰に聞いても、適格な答えは返ってこず、
何を優先すればいいか分からず、思考停止、八方塞がり。

中小の倉庫を持っている企業で起こり得る状況です。
なぜなら、
倉庫の仕事には、作業マニュアルが無いからです。

倉庫の仕事は、誰にでも出来る単純作業と思われているので、
見て覚える、やって覚える事が主流です。
なので、作業マニュアルが無いのです。

また「自分で考えろ」と言う上司が多くいます。

自分で考えて、答えを出すことができるのは、
知識や経験があればこそです。

知識や経験もないのに自分で考えて答えが出るわけがありません。

例えば、
また、商品の種類が500種類あり、
各在庫数が350個ずつあったとします。
しかも、各種類の商品の大きさは揃っていません。

それらを出荷をしやすく、
管理がしやすいように整理整頓をしろと
言われたらどうでしょうか?

唸るだけで的確な答えは出ないはずです。

以前、働いていた職場でもありました。

私の上司が定年退職をする事になり、
代りに、製造管理課から新しい上司が来たのです。

ところが、
その上司は、倉庫の仕事経験はまったく無く、
目の前の仕事をするだけで手一杯。

一生懸命やっているのは分かりますが、
結果が付いてこないのです。

当然ですよね。
全体の仕事の流れを把握していなかったので、
仕事の優先順位を決める事が出来なかったのです。

結局、
私が、休憩などを減らし、
1日の仕事量の2/3を行なっていました。

本屋に並んでいる本は、
物流システムや大型倉庫を対象とした内容がほとんどです。

そして、本には、現状に即した仕事の改善方法の答えは、
正直、どこにも書かれていません。

なぜなら、
業界ごとに扱う商品、作業者のスキルレベルが倉庫毎に違うので、
抱えている問題・課題が違うからです。

例えば、
医薬品を扱う倉庫であれば、消費期限の関係で、
先入先出しを厳守する必要があります。

また、薬品によっては、
自動倉庫に格納したり、鍵付きの部屋に入れる必要があります。

逆に、
消費期限が決められていない紙製品や機械部品関係であれば、
先入先出しに対しては、それほど厳しくありません。

この様な違いのため、現状を見ない事には、
答えを出す事が出来ないからです。
それほど、倉庫の仕事は、単純ではないのです。

倉庫の仕事は、
受け入れから出荷まで1連の流れでつながっているのです。

なので、
一部だけを改善しても、小手先の改善で終わってしまいます。

もう一つの理由である作業者のスキルレベルの違いです。
倉庫の仕事を行なっている作業者は、
パート・アルバイト、転職者が多いです。

そのため、
仕事に対する理解度や熟練度が違います。
なので、
対応策・改善策に対する必要性・理解度が違ってきます。

「だったら、どうすればいいんだ!」


と言う声が聞こえてきそうですが、
最初に誰にでも出来る事が一つだけあります。

見える化を行うことです。

作業一つ一つを書き出し、見える化をするのです。

そうすることで、
全体の仕事の流れが分かります。

また、
作業マニュアルを作る事で作業内容の見える化が出来て、
改善点や注意点が見つかります。


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