躾は、整理整頓→清掃清潔の手順が出来てこそ

5Sの中で1番難しいのは、
躾ではないでしょうか。

なぜなら、躾は、物ではなく、
一人ひとり違った性格を
持っている人が対象だからです。

本題に入る前に最初に躾とは、
何かを定義をしておきたいと思います。

私の躾の定義は、
仕事の手順やルール・規則を
守るための仕事を教える事を意味します。

では、本題に入っていきます。

整理・整頓・清掃・清潔は、
間違った判断、知識不足、スキル不足でない限り、
望む結果を手に入れる事が出来ます。

ところが、
躾は、一人ひとり違った
性格をもっている人間が相手です。

なので、
同じ躾の仕方をすれば、
必ず、同じ結果が得られるとは
限りません。

一人ひとりの強みや弱み、
性格に合わせて、
指導していかなくてはならないからです。

しかも、
整理整頓、清掃清潔が出来ていないと、
さらに難しいものとなります。

なぜなら、
仕事がしやすい環境を整え、
維持管理していないと、
躾をする環境が整わないからです。

別のブログでもお伝えしましたが、
整理・整頓・清掃・清潔を行うことで、
ルールや規則を守るためのゼロ状態を作り、
維持管理をします。

毎回、状況や環境、
条件が変わってしまっては、
ルールや規則を守る事ができません。

また、
どんなに仕事を教えても
前提となる状況・環境、
条件が変わっては、
仕事の基本を覚える事は出来ません。

例えば、
フォークリフトを使っている倉庫内は、
歩車分離を行っている場合が
多いと思います。

ところが、
倉庫内の整理整頓が行われていない事で、
歩行者用の通路に商品を載せた
パレットなどを置く場合があります。

こうなってくると歩行者は、
歩行者用の通路を通る事が出来ません。

結果的に歩行者は、
歩行者用の通路を通るという
ルールを守る事が出来なくなります。

また、
倉庫内が整理整頓が
出来ていない事により、
商品を指定の場所に置く事が出来ず、
仮置きとして
違う場所に置いてしまう事もあります。

その結果、
商品の置き場所が分からなくなり、
教えたとお通りにピッキング作業が
出来なくなってしまいます。

作業に慣れている
作業者であれば対応も出来ますが、
初心者の作業者は焦ってしまいます。

それが、何回も続くと
仕事に対してやる気を失ってしまいます。

また、
常にルールや規則、
作業手順を守れない状況だった場合、
守ると言う意識が薄れていきます。

その為、行動の習慣化も行われません。

その結果、
ルールや規則を守らなかったり、
単純ミスをしたりと、
毎回、ルールや規則、作業手順について
注意し続ける必要があります。

このように
状況・環境・条件が変化をすることで、
どんなに躾をしようとも
行動が身に付きません。

そうしない為にも、
倉庫内の整理・整頓・清掃・清潔を行い
ゼロ状態を保つ必要があります。

なので、大手企業は、
整理・整頓・清掃・清潔を
重要視するのです。


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