仕事の規則・ルールを守らせる3つの大切なこと

規則・ルールを守らせる為に大切なことは3つです。

その3つは、
1:規則・ルールを守る具体的な理由
2:リーダーシップ
3:行動の習慣化
です。

規則・ルールを守る理由を相手に伝え、納得させる事です。

規則やルールを決められている事だから守りなさいと言っても、
最初のうちは守るでしょう。

ただ、作業や仕事に慣れてくると、
経験からくるこれぐらいは大丈夫だろうという
甘え・油断・余裕という気持ちが芽生えてきます。

そして、
徐々に規則やルールを
守らなくてもいいだろうという気持ちが大きくなってきます。

その結果、
規則やルールは、形式的なものに成り下がってしまいます。

規則やルールを守る為には、仕事に対して、
自分は、どう在るべきか、何を為すべきかを問いただし、
答えを出す必要があります。

その際の方向性や目標の基準となるのが規則やルールなのです。

例えば、製薬会社の工場や倉庫に
埃が溜まったり、虫が至る所に居たら、どうでしょうか?

それだけで、
お客様に提供できる製品を作る事が出来ず、
仕事として成り立ちません。

そうならない為に厳しい規則やルールが存在します。 

そして、従業員は、
その規則やルールを守って仕事をしています。

何の為の規則やルールであるかを理解しているからこそ、
守りながら働いているのです。

また、守れないと、
どんな状況が起きるかを理解しているので、
守り続ける事が出来るのです。

とはいえ、規則やルールを守れない人も少なからずいます。
そのような人は、残念ながら辞めてもらうしかありません。

勤続年数が長くて、仕事に慣れようが、規則やルールが何の為にあるのか、
守らないとどの様な事が起こるかを理解していれば、
これぐらいは大丈夫だろうという心の油断は起こりづらくなります。

飲食店の場合も、
厨房や客席を清潔にする規則やルールを必要性は高いです。

厨房が油で汚れていたり、食材が出しっぱなしになっていたり、
残飯処理が出来ていないと食中毒を起こすきっかけになります。

客席であれば、
テーブルの上が汚れていたりしたら、
お客様は、気分良く食事が出来ないばかりか、
リピーターになってもえないばかりか、
インターネットに悪い感想を書かれてしまう可能性もあります。

厨房やテーブルの上を清潔にしなくてはならない理由は、
誰しも分かっています。

それでも、
忙しい・時間が無い・面倒くさいなどと言った個人の理由で、
守られない場合が多々あります。

守らない事によるしっぺ返しは、
時間をかけてジワジワと押し寄せてきます。

そして、
気づいた時には取り返しのつかない状態になってしまいます。

そうなる前に仕事に対して、
自分は、どう在るべきか、何を為すべきかを考え、
実践する必要があります。

ただし、仕事に対して、
自分は、どう在るべきか、何を為すべきかを考え、
実践したとしても規則やルールを守らなければ、
結果的に規則・ルール違反になってしまいます。

実践する為の方向性や目標基準が規則・ルールなのです。

これらと同様に、
医療機関の規則・ルールは、患者様の命に関わる事なので、
絶対に守られなくてはなりません。

規則・ルールが守られなかった結果は、
誰しもが知る医療事故として、
民事・刑事事件になってしまいます。

以上の例は、
規則・ルールを守らないと仕事に支障をきたすものです。

では、規則・ルールを守らなくても仕事に
支障をきたさない場合はどうでしょうか?

多くの職場では、
整理整頓や清掃の規則・ルールがあります。

整理整頓をしていれば仕事がやりやすくなります。

清掃をしていれば、気持ち良く仕事が出来て、
急な来客でも恥ずかしい思いをしなくてすみます。

ですが、工場や倉庫などは、
整理整頓や清掃がきちんと出来ていない場合が数多くあります。

なので、来客の情報が入ると、
来客の前に整理整頓や清掃を急いでやる事になります。

言ってみれば、
その場限りの整理整頓であり、清掃なのです。

そうならない為にも、
普段から整理整頓や清掃を自主的に行う行動を
習慣化させる必要があります。

行動を習慣化させる為には、
無理なく出来ることを少しづつ習慣化させるのです。

例えば、
自分の担当の作業場にゴミが落ちていないかを確認してから帰るとか、
仕事の道具を整理して帰るとか、1つ1つ着実に習慣付けていくのです。

いっぺんにやろうとしてもプレッシャーやストレスになり、
精神的に自分を追い込んでしまい、行動に無理が生じて続きません。

大切なのは、
「やらなくては」ではなく、
「やりたい、やろう」
という気持ちなのです。

そして、整理整頓や清掃をする理由を
しっかりと理解させる必要があります。

仕事の効率が上がるからとか、
見た目が良いからなどと言った抽象的な理由ではなく、
相手が納得出来るだけの説得力のある理由が必要です。

行動を習慣化させる為には、
自発的に行動する必要があります。

その為に発揮するものがリーダーシップなのです。

ただ、自分はリーダーシップを発揮することは、
出来ないと思い込んでいる人が多くいます。

誰しも、
リーダーシップを発揮する事は出来るのです。

むしろ、
リーダーシップを発揮せずに生きている人の方が
少ないぐらいです。

例えば、外食した場合、
自分が食べたい物は、自分で決める人がほとんどでしょう。

自分が食べたい物を決める事も、
極端な事を言えば、自分に対してリーダーシップを発揮しているのです。

“私のリーダーシップの定義は、
「物事や状況に対して、
自分は、どう在るべきか?
何を為すべきか?」を考え、
決断し、行動する事です。”

なので、

誰しも多かれ少なかれ、リーダーシップを発揮しているのです。

まとめ

規則やルールを守る理由とは、
行動するきっかけであり、動機なのです。

そして、その動機を機軸として、
自分は、どう在るべきか、何を為すべきかを考え、
行動します。

その行動が、規則やルールに従っていれば、
行動を習慣化させる為の行動目標を作ります。

あとは、無意識に行動できるまで、
愚直に行動し続けるのです。

大切なのは、規則やルールを守る理由が、
自分の中で理解し、納得できるかなのです。

納得できない理由では、真剣さが足りず、
どこか中途半端な気持ちで行動する事になり、
行動を習慣化するまで続きません。

その結果、規則やルールを守る行動が身に付きません。

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