指導者が、これぐらいはできて当たり前、これぐらいは知っていて当たり前と言う思い込みを見出したのは、〇〇〇〇が向上したからである

新卒者であれ、転職者であれ、仕事を始めて最初に戸惑うのが、
指導者の「これぐらいはできて当たり前」、「これぐらいは知っていて当たり前」と言う
思い込みによる指導方法です。

なぜこのような思い込みが生まれたかと言えば、答えは簡単です。

教育制度が安定して、学力が向上し、入社時には、
一定レベルの社会的常識と知識を持っていると言う前提で接しているからなのです。

終戦直後や教育制度が安定してない時代には、
多くの人が高卒だったり、中卒と言うことが多くありました。

ところが今では、専門学校、短大、大学を卒業している人が多くなりました。

その結果、様々なことを学んで、
一定レベルの知識や情報を持っていることが前提で指導者は対応してしまいます。

そのために、「なぜこんなことも出来ないのか」、「なぜこんなことも知らないのか」
と言う落胆が生まれてきます。

落胆の先には、使えない奴、ダメな奴と言う色眼鏡で相手のことを見てしまいます。

そのような色眼鏡で見ることによって、
相手の仕事を覚えようと言う意欲を奪い、仕事をできなくさせてしまいます。

さらに、コーチングを活用した指導方法により、拍車がかかりました。

コーチングとは、答えは相手の中にあると言うことが大前提です。

なので、知識や経験がない、新人に対してはまったく意味がなく、
自分は仕事が出来ないと思い込ませ、自信を失わさせてしまいます。

なぜなら、相手の中に答えは無いからです。

相手の中に答えがないのに、
いくら自分で考えろと言っても答えなど出てきません。

答えが出てこないので、出来ない奴、無能な奴となってしまいます。

では、それではどうすればいいのか?

答えは1つです。
仕事のマニュアルを作ればいいのです。

仕事のマニュアルならあると言う職場も多いことでしょう。

では、そのマニュアルが現状に合っているでしょうか?

また、きちんと使われているでしょうか?

多くの職場では、マニュアルはあっても、机の奥にしまわれている。
古くなって、使うことができない。
そういうものが多くあります。

マニュアルは、使うことが出来なければ、ただの古本です。

また、分厚いマニュアルがあっても、それを読んで、覚える時間がないことが多いのです。

分厚いマニュアルと言えば、
一昔前の携帯電話の説明書やパソコンの説明書、またテレビやDVDレコーダー等の説明書があります。

あれを全部読み込み、覚える人はどれほどいるでしょうか?

それと同じなのです。
分厚いマニュアルなどまったくの使えないのです。

メーカーも、それが分かってきたかのか、
最近は、商品付属の説明書には、必要最低限のことを書い、
さらに詳しい内容は、インターネットでHPから見てもらうように変わってきています。

仕事のマニュアルの理想は、1枚の紙で、仕事の流れと注意点が一目で分かるものです。

それに加えて、ミスをする可能性の高い箇所が分かったり、
初歩的な疑問に対するQ&Aがあったり、
業界用語や専門用語の解説が載っているものがあると、
初歩的なミスや疑問解決を自分で解決することが出来ます。

そんなマニュアルが、私の考案した新人向け仕事教育テキストなのです。


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