人材から人罪になった私、そして、ミスを少なくするマニュアル作り経験


 

「人は城、人は石垣」と言うように、会社にとって、働く人は大切です。
「じんざい」には、4つの種類があります。
  1. 人財:人材の中でも特に貴重な人
  2. 人材:会社に貢献してくれる人
  3. 人在:会社にただいるだけの人
  4. 人罪:会社にいること自体がマイナスになるような人
です。 
 
私は、与えられた仕事をミスもせず行なっていたので、少なくとも人材の位置にいると思っていたのですが、気がついたら人罪になっていました。
そして、1年半後に派遣契約が終了しました。
ただし、ミスを少なくするマニュアル作りを経験しました。
 
 
私が人材から人罪へ変わった経緯を簡単にお話しします。
 
その職場には、派遣社員として働き始めました。
労働条件は、就業時間が7:00から16:00
仕事の内容は、工場で出来上がった商品を自動倉庫への搬入。定期便トラックへ積み込み作業。
残業は、ほとんど無し。
というものでした。
面接の際は、残業がほとんど無いので、残業代が無いけど大丈夫かと念を押されました。
 
そんな仕事の内容で納得して働き始めました。
そして、約半年後に、同じフロアーで2人ペアーで行なっている別の仕事をやっている1人の人がミスが多いので、その人と代わってくれないかと打診されました。
 
打診された仕事の就業時間は、8:20から17:20
仕事内容は、製品を梱包するダンボールなどの梱包材を自動倉庫から出庫し、指示書通りに梱包材を揃え、ハンディーカムでピッキングをし、指定の場所へ移動を行うものでした。
そして、残業も週に1〜2回はあるかもというものでした。
 
ただ、私の自宅から職場までは、片道25キロほどあり、車で片道1時間ほどかかるので、渋滞などで朝は時間が分からないのと残業があると帰りも渋滞にはまる可能性が高くなるので、通勤に1時間以上かかるので無理ですと断りました。
 
そうしたら、就業時間は、7:00から16:00のままで、残業があっても他の人が代わってくれるという再打診をされました。
そこまでされたら、断る理由がなかったので代わることを了承しました。
 
 
代わった仕事では、始めはミスが多く、ミスを無くす為に気を付ける項目、ハンディーカムのエラー項目を書き出した自分だけのマニュアルを作るなどをして、1年後にはミスはほどんど無くなりました。
 
ただ、最初の1ヶ月半ぐらいは毎日の様に細かいミスなどをし、一緒に仕事をやるもう1人の人からは、ダメな奴・仕事が出来ない奴というレッテルを貼られてしまった様です。
 
私自身は、出来る限り自分が帰る16:00までにピッキング作業までを終わらせる様に、休憩時間などを削ったりして仕事を行なってはいたのですが、それでも終わらない事がたまにありました。
その時に「先に帰るから、後の事は関係ないんだろ」ともう1人の人から言われてしまいました。
 
そして仕事を代わって、7ヶ月ほど経った時に、自分の代わりに残業を行なってくれる人が辞める事となり、そこから一緒に仕事を行なっている人との関係が悪化し、最終的には、朝の挨拶をしても無視をされるまでになりました。
 
 
1ヶ月ほどして、辞めたはずの人が、次の仕事が身体に合わないという事で戻ってきたのですが、それまでは、2人で行なっていた作業を仕事量が多くない場合は、作業の2/3は私1人が行う様になりました。
 
2人で行えば、確実に16時までに終わる仕事量であっても、1人で行なっている事もあり、16時には終わらない事が多くなりました。
 
 
なぜ、私1人にほとんどの仕事を行わせているかという理由が、2人で行うと私がテンパって、ミスが多くなり、仕事の効率が下がるという事でした。
 
この理由が、本当かどうかは別として、少なくとも、私が一緒に仕事をしている限り、本来、16時までに終わる仕事が終わらないと言う現状が続くという事です。
言い換えると、私が一緒に仕事をする限り、早く終わる仕事も終わらず、仕事の効率が上がらないという事です。
 
そして、私がその職場で仕事をすること自体がマイナスなっている事に気づきました。
入った頃は、それなりに仕事を行なって、職場に対してマイナスになっていなかったと思います。
それが、気がついたら職場に対してマイナスを与える人罪になっていたのです。
 
 
私の仕事に対する姿勢は変わってはいなかったのですが、最初に入った時の仕事の条件と人罪に変わった時の仕事の条件が変わりました。
そして、私が人材から人罪へ変わったのです。
 
もし、会社からの要望通り、就業時間を8:20から17:20に変更し、残業を行なっていたら、人材のままだったかもしれません。
その場合、通勤時間に1時間以上かかり、生活に無理が生まれ、仕事は長続きしなかった事でしょう。
 
結果的には、その職場の派遣契約は約1年半で終わりました。
 
 
どんな会社や職場でも、人罪となる人は居てほしくないはずです。
ただ、今回の私の経験から一言いわせてもらえば、人材から人罪へ変えてしまうきっかけを作る可能性が会社や職場にもあるという事です。
 
 
余談ですが、今回の件で私が学んだ事が1つあります。
それは、ミスを少なくするマニュアル作りです。
同じ作業のマニュアルであれば、ある程度まで作り込めばマニュアルは完成します。
ただし、そこまでは、ミスに対する対策を考え、マニュアルに対策を加えて行く必要があります。
そして、それは、使っている人だけのマニュアルになるのです。
なぜなら、ミスをする原因や箇所は、人それぞれだからです。
 
この経験があるからこそ、新人が使いやすいマニュアルを作るサポートを行えます。

 

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