仕事をなかなか覚えない、同じミスや質問が多いなど、 そんな部下に対してイライラ、ムカムカすることってありますよね。 そのイライラやムカムカの原因は、 簡単に言ってしまえば出来て当然と言う色眼鏡で相手を見ているからです。 そんなイライラ、ムカムカを少しでも無くす為に 「今、かけている色眼鏡を取り替えましょう!!」 と言うのが私からの提案です。


では、どんな眼鏡に替えるかと言えば、出来ないのが当たり前と言う色眼鏡です。 出来るのが当たり前と言う色眼鏡で相手の行動を見てしまうと、どうしても、出来ていない部分やミスの部分が目に入ってしまい「あんな事も出来ないのか」、「また、同じ失敗をしやがって」という気持ちが湧き起こり、ストレスとイライラばかりが溜まってしまいます。 逆に、出来ないのが当然と言う色眼鏡で相手の行動を見ると、成功した事、出来た事が見える様になるので、「おっ!出来るようになったな」、「頑張っているな」と言う気持ちが湧き起こり、相手の成長を楽しめるようになります。   また、色眼鏡の表現を変えると、「減点法」と「加点法」になります。 減点法は、出来る事が前提で相手を評価する事です。 なので、出来る状態が評価基準となります。 そして、出来る事が基準なので、ミスや失敗・出来ない事を指摘・注意する度にマイナス評価になっていきます。 加点法は、出来ない事が前提で相手を評価する事です。 なので、出来ない状態が評価基準となります。 そして、出来ない事が基準なので、成功した事・出来る事が増える度にプラス評価になっていきます。   減点法と加点法では、見ている処が違います。 この違いを心理学で表現するのであれば「選択的認知」となります。 「選択的認知」とは、自分の見たいものを選択して見る事です。 なので、見る人が何を選択して相手の事を見るかによって、相手の評価が変わってしまいます。   例えば、仕事で、ミスをして、失敗をしてしまったとします。 出来ていない部分を見るを選択した場合、「こんな仕事で失敗しやがって」、「いつまでも同じミスをしやがって」と相手の出来ていない部分が目に入ってしまいます。

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逆に出来ている部分を見るを選択した場合、「仕事の効率・段取りが良くなったな」、「ミスが少しづつ少なくなってきたな」と相手の出来ている部分が目に入ってきます。

 

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目の前で起こっている事実は、変わらないですが、見るものの違いによって、仕事が出来ない部下に対してイライラ、ムカムカを生み出す原因となってしまいます。     また、出来ない事ばかりが目に入る場合と出来ている事ばかりが目に入る場合では、当然、相手に対する評価や感情も変わってきます。 出来ない事ばかりが目に入ってくると、相手の評価は低くなるだけでなく、何をやらせてもダメな奴だというイメージを持ってしまいます。 それに対して、出来ている事ばかりが目に入ると相手の評価は高くなり、努力をしているなと言うイメージを持ちます。   何を見るかによって、感情や相手に対する評価が、全く正反対のものになってしまうのです。 ですから、イライラやムカムカをなくすためにも、相手の出来ている部分を見るようにする必要があります。 その為には、出来ない事が前提で相手の行動や発言・質問を見て、聴いて、何が出来る様になってきたのかを注意深く見ておく必要があります。   なぜ、出来ない事を前提として、相手を見てしまうのかと言えば、改善を推し進めてきた日本の職場事情が原因です。 某社の真似をして、多くの会社では、改善提案の提出件数を指定したり、定期的に提出する事を義務付けしています。
その為、出来ない事や悪い部分・欠陥を見る事が習慣化してしまい、無意識に出来ている事や良い部分を視界から消してしまっています。 そういった職場事情なので、出来ている事や良い部分を見る為には、意識的に行う必要があります。 なので、直ぐには出来ないかもしれません。 ですから、出来ている事や良い部分を意識的に見る事なのです。 そして、それを習慣化する必要があります。  
最後にもう一度お伝えしますが、仕事が出来ない部下に対するイライラ・ムカムカを無くす為には、相手を見る色眼鏡を出来ない事を見る色眼鏡から出来る事を見る色眼鏡に変える必要があります。 その為には、意識的に相手の出来ている部分を見る必要があります。